禁煙治療

診療予約に関するお願い

禁煙外来は診療時間内いつでも受診できます。ただし、初診は出来るだけ火曜日夕診以外での受診をお願いします。ご予約はホームページまたは、お電話で可能です。必要であればお電話でのご相談も承ります。

診療予約


最近は妊婦さんや妊婦さんの家族、婦人科受診の女性だけでなく、男性も禁煙外来を受診される方が増えてきました。産婦人科だからと、男性の場合には受診を尻込みされる方もあるかもしれませんが、禁煙外来に関しては老若男女問わず受診OKです。

禁煙外来の実際

禁煙外来で来られた方には禁煙外来用の問診票を記入して頂きます。血圧、体重測定をお願いします。

ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)200以上、ニコチン依存度スクリーニングテスト(TDS)が6点以上、だと保険適応があります。保険適応があるかどうかは問診からわかります。

また、2016年4月より、ブリンクマン指数が高くなくても35歳未満の方は保険適応で禁煙外来が受診できるようになりました。保険適応がなくても心配しないでください。禁煙治療は自費でも受けられます。これからかかるたばこ代金に比べると自費診療でもずっと安くてすみます。

問診終了後に、呼気一酸化炭素濃度測定検査を行います。禁煙治療には、ニコチネルTTS(ニコチンパッチ)またはチャンピックス(内服薬)が使用できます。

通院期間は12週間、通院回数は約5回です。この間は保険診療が可能です。その後も自費診療で治療も可能です。最初に使用した薬がもしあわなかった場合には、他の薬に変更可能です。

禁煙外来は、最初は2週間毎に通院してもらいます。最初のうちがうまくいかないことが多いからです。もしあなたが禁煙を決意して通院を開始したとしても、思ったように禁煙できなかった場合でも、通院はやめないでください。12週間の間は保険診療で禁煙治療が受けられます。このチャンスを逃さずに、禁煙できるまでサポートを行います。お気軽にご相談ください。

残念ながらいったん禁煙に成功しても、再喫煙してしまったり、今回の禁煙治療で禁煙がうまくいかなかった場合には、次回、保険診療でできる禁煙治療は1年後からとなります。でも、保険診療を受けるために1年待つ必要はありません。その間にかかるたばこ代金に比べれば、自費診療で禁煙外来受診して禁煙した方が、お金の節約になりますし、健康にもプラスになります。

是非、禁煙外来を受診して禁煙して健康になりましょう。辛い禁煙は必要ありません。お薬を使うことで、より楽に禁煙ができます。

喫煙防止教育

喫煙はお金もかかるし、健康にも害があります。では、どうしてそのような害のあるものが売られているのでしょう。もし、たばこが一箱1000円だったら、こんなにたくさんの喫煙者はいなくて、医療費も節約できると言われています。国の方針の見直しが必要だと思います。そもそも喫煙を始めなければ禁煙をしようと大変な思いをしなくてもすみます。喫煙によって陥る「ニコチン依存」は非常に強い依存性があり、中毒状態から抜け出すのにとても苦労します。ではそもそも中毒にならなければ苦しむこともありません。小学生からの喫煙防止教育は効果的だと言われています。

子どもたちにたばこの害と習慣性の強さについて知ってもらい、喫煙習慣をつけないように教育することが大切です。家庭内に喫煙者がいる子供の喫煙率は非喫煙家庭に比べて高いといわれています。あなたや家族が喫煙することで将来の喫煙者を作ってしまっているともいえるということです。家庭内にたばこを置かない、たばこについて理解して、人から勧められても吸わないように子供たちを教育する、こういったことが大切だと思います。

未成年の禁煙外来について

通院期間・処方日数は個人により異なりますが、禁煙確認まで3ヶ月程度必要です。10代の方でもニコチン依存症であると診断されれば禁煙外来を保険診療で受診することができます。禁煙することで得られるたばこ代の節約や健康のことを考えると禁煙外来治療費は安いものです。また、若ければ若いほど、健康への問題や生活への影響が大きい(学校へ行けなくなるなど)と言われています。是非ご相談ください。10代の方は、治療のためには親子で受診がよりよいです。

診察で薬が必要とされた場合はニコチンパッチを使用します。ニコチンパッチを5日~14日処方します。料金については診療料金をご覧ください。外来受診後は、副作用確認の為や予約日に受診されない場合、卒煙後半年後・1年後に禁煙の経過確認の為に電話をさせていただくことがあるため、確実に連絡の取れる連絡先を確認させて頂きます。通院中は禁煙日記の記入をお願いしています。毎回持参して下さい。

インターネット禁煙マラソンのご紹介

  • インターネット禁煙マラソンの紹介
    インターネット禁煙マラソンとは、インターネットのメールを利用した禁煙法です。メーリングリストやメールマガジンのシステムを利用することで、大勢の仲間のアドバイスや励ましを受けて自分にあった方法で禁煙をすることができます。
  • 禁煙ジュニアマラソンの紹介
    メールによるサポートであるインターネット禁煙マラソンへの参加をお勧めしています。社会貢献の一環として、小学生・中学生・高校生を対象に無料で提供されています。

ゆいクリニックで禁煙治療中は、インターネット禁煙マラソンが無料で受講できます。

当院では禁煙科学会主催、禁煙アドバイザー講習会を受講した「禁煙支援士」の資格をもった看護師が、禁煙外来サポートを行っています。また、院長島袋史も「禁煙支援士」の資格を持っています。どうか安心してお気軽に禁煙についてご相談ください。