胎児への語りかけ、おなかの赤ちゃんへの話しかけ
みなさんは胎内記憶という言葉を聞いたことがありますか。これはお母さんのおなかの中にいる赤ちゃんがおなかの中の事を覚えているというお話です。また赤ちゃんはお母さんとお父さんを選んで産まれてくると言うお話もあります。赤ちゃんはお腹にいる時から意識を持っている、聞こえているから優しく話しかけるという考え方は「赤ちゃんを一人の人間として尊重している」ということなのです。妊娠に気付いてから産まれるまでの何か月かの間に、すでに赤ちゃんを一人の人間として認めているのです。これは後の子育てにおいてもとても大切なことです。
また、赤ちゃんの様子を教えてくれる子どもがいることも報告されています。妊娠というお母さんの変化を敏感に感じ取って、お母さんがお腹の赤ちゃんをとても大事にしていることに嫉妬してしまうお兄ちゃん、お姉ちゃんも多くいます。態度に出したり出さなかったり、嫉妬や不安の強さは子どもによって違うでしょうが、親は普段以上に上の子への愛情をきちんと伝える必要があります。その上でおなかの赤ちゃんへの話しかけを上の子と一緒にすると、上の子にもお腹の赤ちゃんにもプラスになります。家族全員に、赤ちゃんを迎える心の準備が必要なのです。
おなかの赤ちゃんと会話しよう
おなかの赤ちゃんとお話ししてみませんか?おなかの赤ちゃんに話しかけているお母さんはお産に対する不安が少ないようです。お母さんの声はおなかの赤ちゃんに届いています。話しかけることにより、赤ちゃんの存在を意識することでより身近に感じ、絆が強まり、一緒にいる感動がより強くなります。そういったお母さんは、精神的に安定しているので、お産の自然の流れに乗ることができ、安産への近道になります。
おなかの赤ちゃんとの話しかた
- リラックスできる姿勢になります。(ベッドや椅子、ソファなど)
- おなかに手をあてて、目を閉じおなかの赤ちゃんをイメージします。
- イメージに出てきた赤ちゃんを抱っこ、あるいは赤ちゃんに触れてみます。
- 抱っこ、あるいは触れた時に、赤ちゃんの重さ・体温・手触り・匂い、五感を使って感じてみます。
- 赤ちゃんに今からお話していいか許可をとります。(お話の内容は何でもOK)
- お話をやめる時も赤ちゃんに許可を得ます。(「またお話しようね」)
イメージの力
私たちの身体は、自分が思っている以上に大きな能力とパワーを持っています。せっかく持っている能力・パワーを、大いに活用して活かしていきましょう。妊娠中は感性が高まり、その能力を活かす絶好のチャンスですよ。
赤ちゃんとの会話
実際に赤ちゃんに話しかけるお母さんはたくさんいますが、では、その話かけに、赤ちゃんが何と返事しているか分かりますか?お母さんに赤ちゃんをイメージしてもらい、イメージに出てきた赤ちゃんと実際の会話のように話をしてもらうと、赤ちゃんからの返事は、テレパシーのように言葉や映像が浮かんできます。ジャッジせず、お母さんがハートをオープンにして赤ちゃんから送られてくるメッセージをそのまま受け止めてください。するとたくさんのことを伝えてくれますよ。