カフェインは毒ですよ!
カフェインは刺激物
農林水産省ホームページより引用
- エナジードリンクを多用して、カフェイン中毒で死亡した日本人男性がいた。
- 眠気覚ましなどをうたってカフェインを添加した清涼飲料水が多数販売されている。
- カフェインの過剰摂取には注意が必要です。
カフェインの作用
カフェインは中枢神経系や内分泌系を刺激します。
カフェインにより癌抑制して死亡リスク減少効果の報告あり。
カフェイン過剰摂取により中枢神経系が過剰に刺激されると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠が起こります。
消化器管の刺激により下痢や吐き気、嘔吐することもあります。
カフェインで内分泌系へ影響
- ホルモンをコントロールする内分泌系に影響する。
- カフェインをとると、血圧を高めたり低くし過ぎたり、血糖コントロールする力を落としたり、体重の問題を起こしたり、便秘や睡眠障害などへの影響も心配されます。
長期的カフェインの作用
- 人によってはカフェインの摂取で、高血圧リスクが高まる可能性がある。
- 妊娠中のカフェイン摂取で胎児の発育を阻害(低体重)する可能性が報告されている。
参考 農林水産省ホームページより
- (参考)
国立がん研究センター コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連について
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/274.html(外部リンク)
国立がん研究センター コーヒー摂取と肝がんの発生率との関係について
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3527.html(外部リンク)
ニュージーランド食品安全庁(NZFSA):Risk Profile: Caffeine in Energy Drinks and Energy Shots, Prepared for New Zealand Food Safety Authority, Dr. Barbara Thompson, April 2010
http://www.foodsafety.govt.nz/elibrary/industry/Risk_Profile_Caffeine-Science_Research.pdf(PDF:881KB)(外部リンク)
オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ):Report from the expert working group on The safety Aspects Of Dietary Caffeine(2000)
http://www.foodstandards.gov.au/publications/Documents/safety%20aspects%20of%20dietary%20caffeine.pdf(PDF:413KB)(外部リンク)
エナジードリンクや清涼飲料水に要注意
- 市販されているエナジードリンクや眠気覚まし用の清涼飲料水の成分表示の多くは、100 mL当たりの濃度で書かれています。
- 缶や瓶1本当たりにすると、コーヒー約2杯分に相当するカフェインを含むものもありますので、1日に何本もこのようなドリンク剤を飲まないように注意しましょう。
食品中のカフェイン濃度 農林水産省ホームページより
食品名 | カフェイン濃度 | 備考 |
エナジードリンク又は眠気覚まし用飲料 (清涼飲料水) |
32~300 mg/100 mL (製品1本当たりでは、36~150 mg) |
製品によって、カフェイン濃度及び内容量が異なる。 |
コーヒー(浸出液) | 0.06 g/100 mL (=60 mg/100 mL) |
浸出法:コーヒー粉末10 g、熱湯150 mL |
インスタントコーヒー(粉末) | 4.0 g/100 g (2 g使用した場合、1杯当たり80 mg) |
|
せん茶(浸出液) | 0.02 g/100 mL (=20 mg/100 mL) |
浸出法:茶葉10 g、90℃湯430 mL、1 分 |
ほうじ茶(浸出液) | 0.02 g/100 mL (=20 mg/100 mL) |
浸出法:茶葉15 g、90℃湯650 mL、0.5 分 |
玄米茶(浸出液) | 0.01 g/100 mL (=10 mg/100 mL) |
浸出法:茶葉15 g、90℃湯650 mL、0.5 分 |
ウーロン茶(浸出液) | 0.02 g/100 mL (=20 mg/100 mL) |
浸出法:茶葉15 g、90℃湯650 mL、0.5 分 |
紅茶(浸出液) | 0.03 g/100 mL (=30 mg/100 mL) |
浸出法:茶葉5 g、90℃湯360 mL、1.5~4 分 |
世界保健機関(WHO)
- カフェインの胎児への影響はまだ確定はしていないとしつつも、お茶、ココア、コーラタイプの飲料は同じくらいの量のカフェインを含んでおり、またコーヒーはその約2倍のカフェインを含んでいることから、妊婦に対し、コーヒーを、1日3~4カップまでにすることを呼びかけています。
- (参考)
Healthy Eating during Pregnancy and Breastfeeding. WHO, 2001(PDF:157KB)(外部リンク)
アメリカ
保健福祉省(DHHS)及び農務省(USDA)による2015年の栄養ガイドライン
お酒とカフェインを一緒にとらないように
米国疾病予防管理センター(CDC)
エナジードリンクとアルコールを混ぜて飲むと、エナジードリンク中のカフェインがアルコールによる機能低下を隠してしまいます。
なお、カフェインはアルコールの代謝に影響しません。
呼気中のアルコール濃度を低下させることもありません。
カフェイン入りのエナジードリンクをお酒(アルコール)と混ぜて飲むと、アルコールだけ飲んだ場合に比べて3倍飲み過ぎた状態になります。
カナダ
- 健康な大人は一日あたりコーヒー3カップまでを推奨
- 子どもはカフェイン摂取を控えて
- 煎茶、ほうじ茶、玄米茶、ウーロン茶、紅茶なども、子どもは控えた方がよい。
カフェインを避けて、水や柿の葉茶がお勧めです。
- 西式健康法では生水の引用がお勧めされている。
- 柿の葉茶は生水と併用して推奨
- 弱酸性で胃酸の邪魔をしない。
- ビタミンCを豊富に含む
- ビタミンCは熱に弱いですが、85度くらいまでならしっかり抽出されます。
- 煮出すのはやめましょう。
柿の葉茶
無農薬・無添加、ビタミンCが豊富でカフェイン・ゼロ、柿の葉茶。
ティーバッグ2袋程度を急須に入れ、約500ml程度の熱湯を注ぎ、5分から10分おいてからお飲みください。
また夏季には8時間程度の水出しをして冷茶としても美味しくお召し上がりいただけます。
※成分の一部が壊れますので、煮沸は避けてください。
※開封後は、密封し、冷蔵庫で保管してください。冷凍保存がより効果的です。
妊娠中のコーヒー摂取が子どもの問題行動につながる可能性がある。
- 妊娠中のコーヒー摂取が、生まれた子どもの成長後の問題行動につながる可能性のあることを示唆する研究結果が報告された。
- 9,000人以上の子どもたちの脳MRI検査データを解析したところ、妊娠中にコーヒーを飲んでいた女性とそうでない女性の子どもとで、脳の構造にわずかな差が認められたという。
- 米ロチェスター大学のJohn Foxe氏らの研究によるもの
Neuropharmacology3月15日付発行号より
カフェインで脳の構造に違い
妊娠中のコーヒー摂取の有無による相違(脳の白質線維の方向性の違い)が認められたこの相違は、注意力の欠如や多動などの行動異常と関係する可能性があるという。
また、精神病理学的な検査の結果、妊娠中にコーヒーを摂取した母親の子どもで、問題行動の評価スコアが高いことも判明した。
カフェインで流産早産リスク
- 流産や早産のリスクを下げるために、妊婦はカフェインの摂取を控えるべきとの報告は多い。
- 今回の研究では、摂取量を問わず、妊娠中にカフェインを摂取すると、生まれた子どもが成長後に行動面で問題を抱える可能性が高まることが示された。
- ただし、研究者によると、妊娠中に摂取したカフェインが胎盤を通過することは明らかにされているが、胎児の脳に影響を与える機序や、妊娠中のどの時期での摂取が特に危険なのかなどについては解明されていないという。
- なお、今回の研究では、母親の妊娠中のカフェイン摂取による、子どもの知能や思考力への影響は認められなかった。
妊婦さんは、カフェインをとらないで!
- 米国産婦人科学会(ACOG)は、妊婦に対しカフェインの摂取量を1日当たり200mg以内に抑えるよう推奨している。
- しかしFoxe氏らの研究結果からは、この推奨量でも多過ぎる可能性が示された。
- 「妊婦はできるだけカフェインの摂取を控え、可能であればコーヒーなどはカフェインレスに切り替えることを勧めたい」と同氏は助言している。
流産早産リスクだけでないカフェインの影響はまだわかっていない
- 米オハイオ州周産期研究センターのMark Klebanoff氏によると、
- 「流産などの妊娠転帰へのカフェインの影響について調べた研究は数多くあるが、成長後の子どもへの影響は、今までよく分かっていなかった」。
- 同氏は、「1日200mg以内であれば、カフェイン摂取が流産や早産の原因になることはなく、その点については安心して良い。一方、子どもの発達過程で現われる妊娠中のカフェイン摂取の影響については、さらなる研究が必要」と指摘
カフェインを含む飲料
- エナジードリンク、清涼飲料水、
- コーヒー、緑茶、煎茶、ほうじ茶、玄米茶、ウーロン茶、紅茶など
- 妊婦さんだけでなく、子供も大人もみんなカフェインを避ける方が良い。
カフェインからの離脱症状
- 風邪症状のような離脱症状が数日間
- 胃の不快感、頭痛、鼻水やほかの分泌物の増加、イライラは吐き気、
- 水分をとって睡眠を多めに取りましょう。
- 生野菜や果物など加熱していたり、加工していないものを食べましょう。
- たばこやお酒、実は砂糖でも離脱症状あり。
カフェインの悪影響(コーヒー、カフェオレやチョコが手放せない人へ)
交感神経の興奮をもたらします。交感神経は、動物が敵と戦ったり、逃げていたりするときにがっつり働くのです。このときは食べ物の消化吸収してエネルギーにしていくという身体の作業は中断されて身体は緊急事態に備えた状態となるのです。
※砂糖やパン、麺、白米ジュースなども急激に血糖を上昇させてインスリンの大量分泌から急激な血糖変化で交感神経が興奮します。砂糖とカフェインたっぷりの食べ物飲み物はさらに交感神経の興奮がひどくなります。
このような状態だと身体が栄養を取り込む力がおちて、うまく栄養がとれなくなるため、食事をとっていても栄養不足の状態に陥っていきます(エネルギーは足りていても、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養不足となるのです。)
血糖の上昇のあと、夜間に低血糖が生じると、不眠、悪夢、歯ぎしりなどが起こります。交感神経の興奮は身体の刺激になって、ストレスとなります。カフェインの離脱症状や禁断症状は辛いと思いますが、是非頑張ってカフェインをやめましょう!
カフェインを避けて、水や柿の葉茶、ハーブティーなどノンカフェインがお勧めです。
- 西式健康法では生水の引用がお勧めされている。
- 熱を加えていない水
- 柿の葉茶は生水と併用して推奨
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