朝食抜きが健康に良いということですが、夕食抜きはどうでしょうか?

朝食抜きが健康に良いということですが、夕食抜きはどうでしょうか?

講座参加者からの質問がありました。

生体のリズムについてのおすすめで、朝4時からお昼の12時前は排泄の時間だという考え方があります。そのため朝はあまり食べないか消化に負担にならない生のお野菜や果物を摂ることがお勧めです。生のお野菜や果物には酵素が含まれているため、その野菜や果物を消化するための酵素を体が消費することなく、負担なく消化できるからです。確かに太らないようにするために夕食抜きをすすめる意見もありますが、夕食は一家団欒だったり、会食の機会となったりして、夕食抜きを継続することが難しいことが多かったりするので、朝食抜きがお勧めです。朝も昼もぬいて一日一食をすすめる意見もあります。朝食抜きに関しては甲田先生の本をお勧めしています。

「奇跡が起こる半日断食-朝食抜きで高血圧、糖尿病、肝炎、腎炎、アトピー、リウマチがぞくぞく治っている!」甲田光雄(甲田医院院長) 著

世間一般では朝食は一日の活力として大切で、朝ごはんを食べない子供は学力が低いなどということも言われていますが、それは間違いだと甲田先生は著書の中で伝えています。夜遅くまで起きて夜食を食べて、朝寝坊したり、朝食欲がなくて朝ごはんが食べられない子供は学校の成績が悪くなるかもしれません。でも、夜は早くにしっかり寝て、朝早起きして、朝からしっかりお水ものんでいる子供で、朝ごはんを食べないでいると午前中に体が消化にエネルギーを取られないので、勉強にも集中していけるし、もちろん大人は午前中の仕事の能率が上がります。一日一食を勧めている人は、朝も昼も食べない方が一日しっかり働けるということです。みなさんも食後に眠くなったり、仕事の効率がおちることを自覚したりすることがあるかと思います。食べることは身体のエネルギーを消耗することでもあるのです。朝食抜きを始めた時には、午前中にとてもお腹がすいて、仕事効率は落ちるという人もいます。でも、1週間もすればすぐになれて快適になれるので、朝食抜きがお勧めです。

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。