果物のお勧めの食べ方

フルーツは食後のデザートに食べるというのが一般的だと思います。

私はいつもそうやって食べていました。
でも、下記の本を読んで、食後のデザートで食べることもありますが、なるべく空腹時に食べようと気をつけるようになりました。

「からだの力が目覚める食べ方」 ハーヴィー・ダイアモンド 著

生のフルーツは胃の中で消化しないでも20分から1時間くらいで胃を通過します。
フルーツはそれ自身が消化酵素を持っており、長時間胃にとどまらないのです。

フルーツの良いところ:
フルーツの成分の多くは水分。
消化にほとんどエネルギーを必要としない。
身体に必要な5大栄養素をすべて過不足無く含んでいる。
ブドウ糖(果糖)、アミノ酸、脂肪酸、ビタミン(ABCなど)、ミネラル(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、鉄、亜鉛など)

でも、フルーツをもし他の食材と一緒に食べると、他の一緒に食べたものが消化を邪魔してしまうのです。
ですから、できるだけ、フルーツだけをたべてしばらくたってから他の食材を摂った方が、フルーツを上手に消化して栄養をとることができます。

ただし、フルーツはできるだけ新鮮なものを食べるようにして下さい。
市販されているフルーツジュースは熱処理が加えられていて、酵素やビタミンをあまり含んでいません。
又、熱処理をしたフルーツは、血糖値を上げすぎるという問題もあります。

ですから健康のためにはできるだけ生のフルーツを単独でとる事がおすすめです。
生のものをとるときに、冷蔵庫から取り出した冷たいものをとると身体を冷やしてしまいます。
50度くらいのお湯で洗うか、常温に戻してから食べましょう。
又、生のものをとると身体が冷えてしまうと心配する方もいますが、酵素が増えるので、代謝が良くなり、冷えは良くなる方向へ向かいます。

食後のデザートに果物を食べると血糖値を上げすぎてしまう場合があります。
果物をたべて血糖値が過度に上がらないようにするためには、果物と一緒に生のお野菜もとるようにすると良いです。生野菜を食べてから果物を食べるようにします。

又、スムージーもおすすめですが、スムージーにバナナを入れると血糖が上がりすぎる人がいるので、注意するようにして下さい。

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。