高濃度ビタミンC点滴
点滴を使用して25gのビタミンCを1時間かけて体内に補充する治療法です。抗ガン作用に超高濃度ビタミンC点滴として一度に75gのビタミンC点滴を投与することもあります。超高濃度ビタミンC点滴は、近年、アメリカやカナダで発見された最新の治療法のひとつで、今後抗がん剤として認可される可能性もあります。
若返り効果(シミ、しわ、たるみくすみ改善や抗酸化作用)、免疫力の増強、ストレスの解消などいろいろな効果が報告されています。
当院では、Bioniche社のアスコルビン酸(ビタミンC)の薬を使用しています。この製品は防腐剤無添加です。成分は、アスコルビン酸500mg、Disodiumエデト酸塩0.25mg、水酸化ナトリウム110mgが含まれています。治療の前に採血(G6PD酵素検査)が必要です。
利点
- ビタミンCの内服では吸収される量に限界があり、また短期間で尿中に排出されてしまいますが、点滴の場合は、血中濃度を一気に効率よくあげることができます。
- ビタミンCは過剰に体内に入っても不必要な分は尿から排出されます。
- 超高濃度ビタミンC点滴の場合は、選択的にガン細胞に働きかけます。血中に投与された時、正常な細胞は過酸化水素を中和しますが、ガン細胞はこれを中和できず死んでしまいます。ビタミンCは、通常の抗ガン剤とは異なり副作用がないのが特徴です。
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