笑いの効果 健康長寿ネットより 昇 幹 夫先生
- 笑い療法
- 治る見込みが500分の1ともいわれる難病を、笑いにおいて完治させたノーマン・カズンズ氏(アメリカ合衆国ニュージャージー州出身ジャーナリスト・作家)
- 笑いで難病を克服
- で き る だ け 大 声 を だ し て 10分 間笑 う こ と に よ っ て 、 あれ 程 苦 しか っ た 痛 み が 和 ら ぎ 2 時 間 ぐ っ す り眠 る こ と が で き ま した 。
笑いの効果:呼吸器
笑う時には、「下腹部に力を入れて息を短く吐く」ことを繰り返しています。これは、腹式呼吸と同じ呼吸法です。1回に出入りする空気の量は、胸式呼吸でおよそ500mL、腹式呼吸で最大2000mLにもなるため、1分間の呼吸量は腹式のほうが多くなります。つまり、大声で笑うことを繰り返すと、体内にたまっている大量の二酸化炭素が体外に排出され、たくさんの酸素が体内に入りやすくなります。すると、肺胞の表面からプロスタグランジンという物質が分泌され、血管を拡張させて血圧を下げるように働きます。また、興奮したときに分泌されるホルモンであるノルアドレナリンの分泌も抑えてくれます。笑いが呼吸に作用することで、さまざまな体の不調を整えてくれるのです。
笑いの効果:長寿
- 大笑いすることで呼吸に必要な筋肉が大きく動かされ、息をしっかり吸ってしっかり吐くことができるようになるため、一時的とはいえ、呼吸能力が高まる。
- また、高齢者は加齢に伴い動脈は硬化し、血管の収縮力が低下しているため、血圧が変動しやすいとされています。しかし、笑うことによって血管が拡張され、血圧を下げることができます。そのため、高血圧や動脈硬化のある高齢者では、声を出して笑うという行為を積極的に行うほうがよい。
- 毎日笑う人と、笑うことの無い人で、認知症のリスクが3.6倍
笑いヨガ
で き る だ け 大 声 を だ し て 10分 間笑 う こ と に よ っ て 、 あれ 程 苦 しか っ た 痛 み が 和 ら ぎ 2 時 間 ぐ っ す り眠 る こ と が で き ま した 。
笑いヨガ
- 1995年にインド人の医師マダン・カタリア氏によって考案された「笑いヨガ(ラフターヨガ)」は、笑いのエクササイズと、ヨガの呼吸を組み合わせた独自の運動習慣
- 身体は本当の笑いでも、運動としての笑いでもどっちでも良い。
笑いヨガやり方
- 手拍子をする。
リズムと笑顔を合わせるのが第1段階です。 - イチ、ニ、イチニサンという手拍子と「ホ、ホ、ハハハ」という笑い声を合わせて左右にリズムを付けて踊る。
最後はイェ~イ!と両手を大きく広げる。 - 上体を倒しながらふーっと口から息を吐き出す。
続いて上体を上げながらゆっくりと息を吸って、おなか、胸、肩と腕を上げていき上までいったらしっかり鼻から息を吸い込んみ息をすーっととめる。 - ふーっと口をすぼめながら息を吐きながら腕を下げる。
この息を吐くときに「はははは!」と笑う。 - 「いいぞ いいぞ イェ~イ」
「やったー やったー イェ~イ」
日常で笑いを増やす
- 朝起きたら鏡に笑いかける。
- 車の中で笑う
- 掃除機をかけながら
- 洗濯物を干しながら太陽にむかって
- 渋滞の時こそ笑う
- 身体が痛いときには10分間お腹の底から笑い続ける。
笑うことで
- 身体の痛みがとれる
- 免疫力アップ
- 認知症予防
- 呼吸能力アップ
- 高血圧予防
- 酸素がしっかりと取り込まれる
- 脳の活性化(記憶力アップ)
- ストレス軽減(幸せホルモンアップ)
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