当院で4人目の出産をされた方のお産の感想をご紹介します。
(ブログ掲載に際してはご本人の同意をいただいています)
2018.10.27 PM20:32 第4子 2632g 男の子
この感想ノートを書きながら…(産後2日目の朝です)
色々な事を思い返しています。このノートを書くに至るまで本当に様々な思いがかけめぐった、そんなお産でした。
これから、ご出産を控えている方々の励みになればいいな。
私は今回、第4子の出産をゆいクリニックでお世話になる事に。
第1子は普通の産院→第2子をゆいで→第3子はまた普通の病院→今回第4子ゆい、という感じで…分娩台のお産とフリースタイル、どちらも経験していました。3子の時も、ゆいでと思っていたのですが長女(1子)が「自分を産んだ病院で出産してほしい」と希望し、その時は普通の病院を選択したのですが…一度ゆいのスタイル、助産師さんのケアの手厚さを知ってしまった後ですので、やっぱり色々比べてしまいました。やっぱ、ゆいだったな…と。
そんな経緯と、このお産が最後かも!と思って、第4子は迷わずゆいクリニックで!という事になりました。
3年ぶりの、ゆいでの妊婦健診、助産師外来、マタニティクラス。
改めて、「やっぱゆいで良かったー」と外来の時から実感…☆
ヨガ、ベビマのインストラクターのお仕事と育児をしながら楽しいマタニティライフが送れました。
そうして順調に39週を過ぎたある日。周りからが、予定日より早まるんじゃない?!とか、ヨガしてるのもあり、すっぽーんって産まれそうだね!!とか言われ続けて…。
少しプレッシャーも感じつつ…この子のペースに合わせよう!と気持ちをリラックスさせていた時、ちょうど朝おしるしが、上の子3人ともおしるし1.2日で出産した経験もあり、今日か明日には会えるかな?とワクワク☆
陣痛を待つも…気づけばそのまま夕方。子供達をお迎えに行き、夕ご飯も食べ、やっと陣痛が10分間隔に!ゆいに電話、病院到着、そのまま入院したが、26日19:00。4人目だしすでに子宮口も3cm。日付変わる前には、会えるかな~と助産師さんとも話していましたが…。なぜかなぜか収まっていく陣痛…遠のくのも分かり、間隔も10分→5分→15分…とどんどん空いていき。子供達と夫は10:00には眠りにつきました。近くなったら起こしてね~とzzz…。
このままだと体力も持たないから、今夜はゆっくりしよう!!と助産師さんの助言と何よりBabyも元気だったので私も素直にその日は、リラックスして眠る事にしました。そして夜も明け27日朝に。ちょうど、保育園の遠足の日、家族みんな立ち合いを希望していたので、遠足中に生まれたら…と不安もありつつ、クリニックにずっと居とくのもヒマかなーと夫と子供達は遠足に行くことに。
プレッシャー(?)から解放された私は、一人の時間、いや正確には赤ちゃんとゆっくりできる最後の時間だ!と思い。心の思むくまま、1日をリラックスして過ごす事に…。
ただただ眠ったり、お風呂に入ったり、したい事をしまいた。
子供達と離れてあんなにゆっくり過ごすのも久々でした。「きっとお腹の子が、最後はゆっくりしてと言ってるんだよ」と助産師さん…。午前中はゆっくり…とは言え、お産しにきてるんだったーと思い直し午後から少しずつ動き始めました。リラックスしていた割に子宮口は6cmまで開き、少しずつ進んでいるのがうれしかった。
遠足帰りの家族と一旦自宅に戻り、子供達にご飯をあげて、のんびりしているとまた陣痛の波が。15:00頃ゆいに戻り、子供達と夫はお昼寝。私は、じっくりとお産に集中することに…。
それでも陣痛の間隔がなかなか縮まらず、そのまま夕食の時間…子供達と夫も一旦帰宅。20:30頃、満潮の時間と聞き、その波に乗りたいね~と助産師さんとのんびり話していると、急にBabyが下にぐぐっと降りた感覚!!!
急いで帰った家族を呼び戻し。そして何と、その日は松浦さんという山梨県在住の助産師さんがお産を担当。その方、3年前に次女を取り上げてくれた方だったのです。ゆいには不定期で年に数回の出勤らしく、そんなレアな方に2回も当たるなんて!とBabyが呼び寄せた縁にただびっくりしました。
強くなる陣痛に合わせ、ヨガでいつもやっている深い深呼吸。吐く度、子宮口も開いていくのが分かります。クッションにもたれかかり、膝立ちの姿勢でしばらく動けなくなるも、仰向けに体制を変えるとどんどん赤ちゃんの頭が見えてきて、ずっと一緒だった長女が部屋にいる家族を呼びに行き、戻ってきたタイミングで赤ちゃんのお顔が見え、産声を聞かせてくれました。20:30、本当に満潮に時間でした…。
家族みんな立ち会えて、その後胎盤をみんなでじっくり観察し「ありがとう」と拝みました。私の場合、4人目でも27時間という時間がかかりました。4人目にして、初の1日越えです。それには、ちゃんと理由がありました。
赤ちゃんのへその緒が33cmという長さで(通常60cm程はあるそうです)胎盤と離れない様に、ゆっくりゆっくり降りてきてくれたら、お産のスピードもゆっくりだったという事でした。
自分と私を守るという事を本能で知っているBabyは本当にすごいなとしみじみ感じたお産でした。
もちろん入院後のお食事、おっぱいケア、どれをとっても素晴らしく、ずっと住みたいと思っています(笑)こんなに、幸せで貴重な時間、ありがとうございます。
私にとっても、家族にとっても赤ちゃんがつなぐ縁や、生命の誕生する事の素晴らしさを改めて実感できたお産でした。
こんな素晴らしい場所を作ってくれた史先生、スタッフの方々、本当にありがとうございました。
経産婦さんにしてはとても時間がかかったお産になりました。あまりに時間がかかっているので、陣痛促進剤の使用も提案しましたが、自然なペースで待って構わないと思うとのこと事で、お薬は使わずに自然に待ちました。
結果は待って大正解でした。もしお薬を使っていたら、赤ちゃんはおなかの中で苦しくなってもっともっと色々と医療的な処置が必要になっていたかもしれません。
赤ちゃんの力に感謝でした。