幼児のお昼寝はどのくらいが適切ですか?

質問:幼児のお昼寝はどのくらいが適切ですか?保育園は12:30~15:00なのですが、休みの日は1時間程度にしています。

答え:夜にしっかり寝てくれると良いのですが、昼寝が長すぎて、夜寝る時間が遅くなるようであればお昼寝を短めにしても良いと思います。

幼児は10時間以上寝ないといけないのに、日本人の子どもの睡眠時間が短すぎるという事はとても問題です。子どもは年齢によっても異なりますが、充分に睡眠がとれるように、早めに寝かせるようにしましょう。

大人でも夜10時には熟睡しているのがお勧めです。子どもは遅くとも夜9時までには寝ているべきですね。また朝起きる時間から考えて、睡眠時間が確保できるようにしましょう。

乳幼児の睡眠時間の目安:

0~1ヶ月15~20時間、1~3ヶ月14~15時間、3~6ヶ月13~14時間、6~12ヶ月11~13時間、1~3歳11~12時間、

寝る子は育つに頭もよくなる!

お子さんが2歳で、11時間寝る場合、昼寝2時間として夜9時間寝るのであれば夜9時から朝6時くらいでしょうか。子供のうちから早寝早起きの習慣をつけると頭がよくなるといいます。新生児はなぜか夜型で、夜中にばっちり起きてしまう子が多いのですが、だんだんと睡眠リズムがついてきます。夜中に起きずにぐっすりと寝られるようになるのは個人差もありますが、4,5歳くらいからでしょうか。

うちの子は全然寝ない!と悩んでいる方もいるかと思いますが、寝る前に激しい動きや電子メディアをさけて、夜はしっかりと暗い部屋で休むようにしましょう。良かったら、良い睡眠についての講義もみてください。良い睡眠をとりましょう!

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。