更年期における様々な症状に対する治療法について

ゆいクリニックでは、女性の健康サポートのために様々な治療方法をご紹介しています。

更年期には、

  • ホットフラッシュ(急なほてり、急に吹き出す汗)
  • 疲れやすい
  • 集中力低下
  • 仕事の能率があがらない
  • 仕事への意欲がなくなった
  • 手指の関節痛

など様々な症状の訴えがあります。是非お気軽にご相談下さい。

当院の更年期における様々な症状に対しての治療

当院ではホルモン補充療法(HRT)、漢方療法、プラセンタ療法、栄養療法、ビタミン点滴療法、カウンセリング、ホメオパシー、アロママッサージなどを取り入れて、治療を行います。更年期における症状は、もはや我慢する時代ではありません。お気軽にご相談ください。

栄養療法外来

栄養療法

ホルモン補充療法(HRT)について

更年期における症状の原因の多くは、卵巣からのホルモンの分泌が減少することによって起こります。その結果、自律神経が失調します。そのため、自律神経の失調を回復するには、女性ホルモン(エストロゲン(E))の補充をすることとなります。ホルモン補充療法(HRT)により更年期症状について、多くの方に改善がみられます。また、月経が順調、または不順でも女性ホルモン値は正常に近い場合(卵巣刺激ホルモンFSH30未満の場合)、月経困難症の治療薬でもある低用量ピルの使用で症状がかなり改善される方もあります。

薬の種類

1エストロゲン製剤
  1. 経口エストロゲン製剤 プレマリン
  2. 経皮吸収エストロゲン製剤 貼付剤のエストラーナテープ などがあります。
2プロゲステロン製剤

子宮がない場合には、ホルモン補充はエストロゲンのみで良いですが、子宮がある場合には、エストロゲンのみ補充すると子宮体癌のリスクが高くなることが分かっています。そのため、プロゲステロン製剤を併用します。

3低用量ピル

プレマリンの5倍以上の女性ホルモン量を有して、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの合剤です。子宮体癌のリスクはあがりませんが、乳がんのリスクはわずかにあがると言われています。避妊のためのお薬として知られていますが、月経困難症治療薬でもあります。また、ニキビの治療薬として海外で認可されている薬もあります。

ホルモン補充療法中には、心筋梗塞や脳梗塞、乳がんの発症に注意し、きちんと検診を受けることをお勧めします。

子宮体癌(子宮内膜癌)、乳がん、血栓症、肝障害などにかかっている場合には、女性ホルモンの補充療法が受けられません。必要ならば血液検査を行います。または、ホルモン補充療法中の人間ドックの血液検査結果などを持参してもらって、結果の評価を行います。

漢方療法

更年期には漢方薬の服用をお勧めしております。ホルモン療法と漢方療法を組み合わせる事も可能です。更年期の症状は、人によっても、発症時期によっても、症状がさまざまであり、個々に合う漢方薬を処方して試していただきます。
ぴったりとあう漢方がすぐには見つからない場合もありますが、かなりの改善がみられることも多いです。当院では、更年期の症状だけでなく、その他の症状に対しても漢方療法で対応可能です。

ホメオパシー

ホメオパシーは、約200年前に、ドイツ人の医師サミュエル・ハーネマンが体系化した自然治癒力に働きかける医療で、ヨーロッパにおけるホメオパシーは、日本における漢方のような存在です。プラシーボ効果に過ぎないとの意見もありますが、西洋医学とその他の自然治癒力を期待できる統合医療を行う事で治療効果はあがると考えられます。また、ホルモン補充療法が使えない方にも効果が期待できます。

ホメオパシーは、本来、体に備わっているといわれる自然治癒力に働きかけ、病気の人が全体のバランスを取り戻し、回復していく過程に作用していると考えられています。ホメオパシーでつかわれるレメディーは薬成分を何度も希釈を重ねたものを乳糖にしみこませたものです。レメディーはバイタルフォース(自己治癒力)に働きかけ、自然治癒力のスイッチを入れるもので、いわゆる一般の薬とは異なります。

心理療法

更年期の時期には、家庭の様々なトラブルも重なってきて、心身ともにダメージを受けやすいものです。当院では定期的にカウンセラーの先生が、カウンセリングを行っています。更年期障害をお持ちの方も予約制でカウンセリングを受けることが可能です。時には心の問題に気づくだけで、身体の症状がよくなったりすることもあります。心と身体は本当につながっているんですね。

食事療法 (栄養療法)

バランスの取れた食事は、身体の不調を癒すのにとても大切です。体に悪い食べものを避けて、タンパク質、ミネラル、野菜、くだものによるビタミン各種を必要量摂取して、十分でない場合にはサプリメントもお勧めします。

プラセンタ療法、点滴療法

プラセンタや点滴によるビタミン補給などで、体調不良が改善する場合もあります。是非ご相談ください。

プラセンタ療法のご案内

アロママッサージ

心と身体の疲れをとる、アロマケアもお勧めします。自分へのご褒美、癒しをすることで、また新たに頑張ることができます。更年期の時期には頑張りすぎないことも大切です。

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この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。