座禅断食会の報告

先日、野口法蔵先生座禅断食会に参加しました。会場には越智啓子先生の絵もありましたが、今回は越智先生は参加されず、参加者もコロナウィルスの影響を心配してか少なめの参加者でした。

昨年初めて参加させてもらったときには、日程が西式健康法上級司教講習会に重なっていて、あまり参加出来ませんでしたが今回は金曜日の夜から日曜日朝まで土曜日の午前の仕事の時間を除いて参加出来ました。また初めて土曜日から日曜日昼までですが、水だけの断食にも挑戦しました。座禅をして呼吸に集中すると空腹で苦しむことがそれほど無く、身体もよい状態になれるように感じました。断食明けの身体としては、今のところ大きくは変わっていませんですが、会に参加することで座禅ももっと深めていこうと思えました。

法蔵先生からは、姿勢がよいので、今後呼吸も整ってくるでしょうというお言葉をいただきました。呼吸を整えて座禅することや雑念なく集中することは、私にはまだまだ難しいです。けれども、参加されていた方のお話しでは、座禅中に雑念は、たとえば、千手観音を見つめている自分の視線の前を何かが通り過ぎていくような物で、その通り過ぎていく物を視線で追うのでは無く、千手観音を見つめ続けていれば良いとアドバイスをもらいました。法蔵先生は座禅断食についていくつか本を書かれています。その本はいくつも読んだのですが、実践して、出来るようになったと自覚するにはなかなか時間がかかります。でも、やらなければ出来るようにならないと思いますので、今後も続けていきたいと思います。

座禅を習ってしばらくやっていた時期から、数ヶ月でやめていました。勧められても何か効果が感じられるわけでは無く、なんだか、ただ座っているのは時間の無駄のように思えてしまったのでした。そこから、野口法蔵先生に修行と祈りという本をいただき、再度座禅をやってみようと思えたので、是非皆さんにも野口法蔵先生と鈴木秀子先生の共著「修行と祈り」をおすすめします。私自身は、座禅断食で直感力が養われるまでにはまだまだかかりそうですが、西式健康法の運動とともに座禅も続けていきたいと思います。

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。