インフルエンザ予防接種 チメロサール フリー

チメロサール( thimerosal )は、殺菌作用のある水銀化合物で、以前はワクチンに保存剤として、よく添加されていました。しかし、最近では、日本でも、チメロサールを添加しないワクチンや、チメロサールを減量したワクチンが増え、チメロサールをワクチンの保存剤としてできるだけ添加しない方向にあります。

水銀の害については多量にとれば水銀中毒という問題がありますが、少量であれば問題ないといわれています。
でも、妊婦さんや小さな子供には少しでも悪いものの可能性があるものを、減らしたいと考えて、少しコストはかかりますが、チメロサールを含まない、チメロサールフリーのインフルエンザ予防接種を当院では採用しました。
料金は沖縄県のほかの予防接種を扱っているところとあまり変わらない金額に設定しています。

インフルエンザ予防接種自体が、インフルエンザ予防効果について議論があるところです。詳細はゆいクリニックのインフルエンザのページをご参照下さい。https://www.yuiclinic.com/shinryo/influenza/ https://www.yuiclinic.com/information/3891/

妊娠中の方は、免疫力が低下しているため、感染すると重症化しやすいという理由で、妊娠全期間を通じて接種が勧められています。しかし予防接種を過信せずに、他の予防方法を行うこともおすすめします。
オリーブ葉エキスなどのサプリメントをとるというのもよいかもしれないですね。

また手洗いうがい、体調を整えるというのがインフルエンザ予防には大切なので、是非気を付けましょう。

 

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この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。