子どもへの朝食抜きを勧めることについて

ゆいクリニックでは健康のために西式健康法をご紹介しています。西式健康法を取り入れて、患者さんの治療を行っていた甲田光雄先生は、朝食抜きについて、断食について、少食のススメなどたくさんの本を書かれています。

ゆいクリニックで毎月行っている西式健康法の講座では、健康になるためのおすすめ運動や食事指導もお伝えしています。その中でも朝食抜きをおすすめしています。

以下は、以前院長コラムで紹介した朝食抜きの詳細です。https://www.yuiclinic.com/information/996/

先日行われた西式健康法講座にて、子どもにも朝食抜きがおすすめかという質問がありました。本人が朝食抜きを理解して実行できる年齢であればおすすめです。甲田先生は小学校高学年くらいからは十分に朝食抜きの効用を理解して実行できるでしょうとおすすめしています。ただし、まだ小さい4,5歳の子どもに、今日から朝食抜きが健康に良いので、朝食無しとすると、食べたい盛りの子どもの心に悪影響を及ぼして、逆に隠れて食べたり、過食したりする心配もあります。なので、子どもが納得して出来るようによく話し合える年齢がおすすめとのことです。

ちなみに院長島袋は、西式健康法に出会って、最初はスムージーを朝食にしていましたが、ここ半年ほどは朝食は水だけに徐々に減りました。小学生の子ども達も一年くらい前から朝食はスムージーと果物にしました。以前は10時におにぎりをおやつに持たせていましたが、12時までは出来るだけ消化に負担をかけない方が良いという事で数ヶ月前からはおにぎりもやめてスムージーのみです。たまにおやすみの日は、朝は水だけ、昼にスムージーで夕食だけたべるというプチ半日断食も家族みんなで実践することもあります。空腹が良いという事や西式健康法による運動の大切さについてを子ども達には本の読み聞かせをしました。甲田光雄先生の「背骨のゆがみは万病のもと」という本は先生が小さい子どもに話しかける口調で、健康について解いているので、読み聞かせにもなかなか良かったです。また、甲田光雄先生の「健康養生法のコツがわかる本」には子どもへの朝食抜きについての記載があります。是非参考にしてみて下さい。

子どもが朝食欲がないのを健康のために無理矢理朝食を摂らせるのはおすすめしません。生体リズムに沿って体の声を聞いてあげると良いです。また果物はカロリーもしっかり摂れて、酵素とビタミンが摂れるので朝食にとてもおすすめです。その際輸入バナナは防かび剤が毒なので、バナナは国産(沖縄県産)にするか、バナナ以外でも、国産の果物がおすすめです。

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。