2019.8.3(土)栄養講座~妊婦や女性の貧血について~報告

8/3内野英香先生を講師に迎えて、栄養講座が開催されました。内野先生は長年栄養カウンセラーをされていて、医学的な内容をわかりやすく伝えてくれました。

女性は月経で鉄を喪失するため、鉄不足になりやすく、日本人女性は栄養不足の人が多いというおはなしがありました。鉄欠乏性貧血の症状は多彩であり、鉄不足をチェックするために、フェリチンを調べることがとても大切だと教えていただきました。

また、鉄不足の場合、鉄だけでなく、タンパク質もとらないといけないです。脱水で本当は貧血なのに、血液検査上は正常と判断されてしまうこともあります。赤血球の寿命は120日であり、約4ヶ月ですべて入れ替わると考えると良いとのことでした。

日本人女性はやせたいと過度なダイエットをして、骨がもろくなってしまう、将来的な骨粗鬆症リスクが増してしまいます。また、過度なダイエットをしていなくてもとても栄養不足の方は多いです。是非バランスの良い食事(おにぎりだけ、パンダだけなどの食事を避けて)、しっかり栄養をとるように心がけましょう。

少し前に鉄欠乏性貧血について院長コラムで記事を書きました。参考にしてみてください。https://www.yuiclinic.com/information/976/

煮干しだし味噌汁おすすめ https://www.yuiclinic.com/information/2557/

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。