チャイルドシートの選び方

赤ちゃんが産まれて自宅に帰るときには車に乗せて行くことが多いと思います。その際には、赤ちゃんを抱っこではなく、チャイルドシートに乗せて行きましょう。チャイルドシートは様々な種類が販売されていて、どれを買ったら良いか迷うこともあると思います。以下に選ぶポイントをご紹介します。

チャイルドシートの固定方法

チャイルドシートの固定方法にはシートベルトで固定する方法とISOFIX方式があります。2012年7月以降に生産された乗用車にはISOFIX方式のチャイルドシート取り付け装置がかならずついています。ISOFIX方式は、金属の金具で直接車の座席に固定することができ、装着ミスも少ないのでおすすめです。

チャイルドシートの重さ

本体重量の重さはできるだけ軽い物を選ぶことをおすすめします。チャイルドシートを持ち運ぶことはあまりないかと思いますが、万が一、事故などでチャイルドシートの固定が外れた場合、シートが軽い方が赤ちゃんへの衝撃が軽くてすむという意見もあります。また固定の時にも軽い方が良いかと思います。10kgを超える商品もありますが、購入の際には、重さも是非チェックしてみましょう。有名メーカー、回転式のチャイルドシートは、かなり重量が重かったりします。

個人的にお勧めの種類

タカタのチャイルドシートの製造はJoyson Safety Systems Japanへ変更

タカタのチャイルドシートは「takata04-ビーンズ」というAmazon限定商品もあります。チャイルドシートアセスメントの乳児モードで、最高評価にあたる「優」を獲得した高品質商品です。必要な機能をシンプルに搭載しており、軽量かつコンパクトなので取り付けや持ち運びが楽です。

チャイルドシートの価格

チャイルドシートは安い物から高いものまで様々ありますが、私のおすすめはできるだけ安い物がおすすめです。高いからより性能が良いというわけでは無いかと思います。長期に使えて高価な物よりも新生児から乳児期専用のもの、大きくなってから幼児期用のものと区切って購入した方が案外安かったりします。

  • 乳児用(ベビーシート)(使用期間の目安:0か月~12か月頃)
  • 幼児用(チャイルドシート)(使用期間の目安:1歳~3歳半頃)
  • 学童用(ジュニアシート)(使用期間の目安:3歳半~12歳頃)

安全基準

安全基準を満たしたチャイルドシートに添付されるマークがあります。チャイルドシートの現行の安全基準に適合しているものには、製品にEマークが添付されています。このマークを確認して購入するようにしましょう!

きちんとチャイルドシートを装着していない場合では、事故の際に子どもが、天井やフロントガラス、ダッシュボードなどに頭部をぶつけてしまうケースがあります。是非きちんとチャイルドシートを使用しましょう。

新生児期は背中の広い面で衝撃を受け止める。長く後ろ向きで使用できるものを

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。