調味料にこだわってみよう!

 

ゆいクリニックでは調味料にもこだわっています。調味料は料理の味を整えるだけでなく、体に取り入れる「食品」の一部としてとても大切です。市販の調味料の中には、保存料や化学調味料、甘味料などの添加物が使われているものもあります。

毎日の食事に欠かせない調味料だからこそ、できるだけ自然でシンプルなものを選ぶとよいでしょう。素材の旨味や香りが際立ち、料理全体の味の質がぐっと上がるのも、無添加調味料の魅力のひとつ。小さな「こだわり」が、体にも心にもおいしい変化をもたらします。購入のご参考に、ゆいクリニックのこだわりをご紹介します。

塩はシンプルだからこそ、選び方が大事!

塩は、作り方により、自然塩(天然塩)と精製塩(塩化ナトリウム)があります。塩は取り過ぎは良くないですが、特に精製塩(化学合成された塩)は身体に有害です。これは様々な加工品に含まれていますので、加工品を避けることもとても大切なのです。自然の海から摂れる海塩は、ナトリウム以外にもカルシウム、マグネシウム、カリウム、リン、硫黄、鉄など様々なミネラルが含まれます。塩は料理の基本中の基本。だからこそ、どんな塩を使うかで味わいが大きく変わります。精製塩ではなく、ミネラル豊富な天然塩(海塩や岩塩)を選ぶと、料理に深みやまろやかさが加わります。

天日干しや平釜塩など伝統製法で作られた塩は、ほんの少しでもしっかりと味が決まり、素材の持ち味を引き立ててくれます。また、塩を使った味噌、しょうゆ、漬け物などの発酵食品も、自然塩か精製塩か、どちらを使っているかにより、異なってきます。海塩もどこの海水で作られたかも重要です。

ゆいクリニックでは沖縄県産の「粟国の塩」を使用しています。粒がしっかりしていてミネラルも豊富!甘みも感じられ、味噌や梅干しづくりにも欠かせない調味料の1つです。また、粟国の塩の精製過程でできる、にがりも販売しています。

粟国の塩、にがりの紹介

マグネシウム不足の方にお勧めの商品

日本食に欠かせない醤油!

しょうゆには、醸造された、しょうゆとしょうゆ風調味料があります。日本の食卓に欠かせない醤油。選ぶ際は「本醸造」と表記されたものや、原材料が「大豆・小麦・食塩」のみといったシンプルなものがおすすめです。しょうゆ風調味料には様々な添加物(甘味料、酸味料、保存料、増粘多糖類など)がくわえられています。原材料をチェックしましょう。また原材料の大豆も遺伝子組み換えでないかチェックしましょう。加工品には遺伝子組み換え食品かどうかの記載が不要なので、何も書かれていなければ遺伝子組み換え大豆がつかわれている可能性があります。国産であれば遺伝子組み換え大豆ではありません。

ゆいクリニックでは傳衛門醤油を取り寄せています。国産大豆と天日塩を原料に、杉桶で熟成させた醤油で、小麦不使用(グルテンフリー)、甘味料不使用、化学調味料無添加、保存料無添加とこだわったお醤油は、いつもの「料理」に深みが増します。

油は酸化のしにくさで選びましょう!

炒め物や揚げ物に重宝する油。なかでも米油は、クセが少なく、軽やかな風味で使いやすいのが魅力です。また、米油は抗酸化成分を含み、加熱に強いため酸化しにくく、健康面でも優れています。原材料が「米ぬか」であることから、国産の安心感も。良質な米油を選ぶことで、普段の料理がワンランク上の味になります。

ゆいクリニックでは三和油脂の「コメーユ」とココウェルの「ココナッツオイル」を使用しています。コメーユは、国産の新鮮な米ぬかを圧搾製法によって搾油し、クセのない風味でドレッシングにもおすすめ。ココナッツオイルは中鎖脂肪酸は吸収が速く、すぐエネルギーとなるため、脂肪として体内に蓄積されにくく酸化もしにくいのが特徴です。

オリーブオイルの選び方~油について、揚げ物は避けましょう!

加熱しない油「ウドズオイル

ゆいクリニックの厨房では、2019年4月下旬より、サラダドレッシングなどをメインにウドズオイルを使用しています。

お酢は時間をかけて発酵させたものがおすすめ!

お酢と呼ばれているものは、糖質を含む食材を原料として、それをアルコール発酵させた後、酢酸発酵させた液体調味料を指します。主成分は酢酸(さくさん)です。お酢には、原材料のちがいで、「米酢(米)」、「黒酢(玄米)」、「穀物酢(小麦、トウモロコシ、米)」、「りんご酢」、「ぶどう酢」や添加物がたくさんふくまれたお酢もどきの調味料があります。合成の物には、甘味料やアルコールやその他様々な食品添加物が含まれます。原材料をチェックして、是非添加物の含まれない物を選びましょう。米酢や玄米酢など、自然な素材からゆっくりと時間をかけて作られたものは、ツンとした刺激が少なく、まろやかな味わいです。原材料がシンプルで無添加、時間をかけて発酵させたものがおすすめ!

ゆいクリニックでは、マルシマの国産有機純米酢を使用しています。原材料は有機米のみです。有機栽培のうるち米を原料に、昔ながらの製法で醸造されたお酢です。芳醇な香りと旨み、まろやかな酸味が特徴で漬物からドレッシングに大活躍です。

味噌は手前みそ!

本物の味噌は、大豆、麹、塩を混ぜて発酵させた物です。ただ、より価格が安く、きちんと発酵していない味噌が出回っています。原材料に化学調味料や保存料、アミノ酸、酵母エキス、アルコールなどが混ざっている物は殺菌処理もされています。このような味噌では無く、本来の味噌は、発酵によって生まれる旨味と栄養の宝庫。中でも無添加・天然醸造の味噌は、酵母や乳酸菌が生きており、腸内環境を整える力も期待できます。しっかりと発酵した味噌は、スーパーで売っている添加物の多い味噌よりも高いですが、お金をかける価値があります。

ゆいクリニックでは、味噌は麹から手作り!大豆と手作り麹・塩のシンプルな原材料でじっくり時間をかけて発酵させた自慢のお味噌です!国産大豆、手作り麹、粟国の塩を使って作っています。

県産の梅とお塩で作った梅干し

梅干しもまた、日本の伝統的な「調味料」として活躍する存在です。昔ながらの製法で作られた梅干しは、梅・塩・紫蘇だけで漬けられ、添加物を使わないシンプルな作りが特徴です。クエン酸による疲労回復効果や、殺菌作用、胃腸の働きを助ける効果も期待され、健康面での恩恵もたっぷり。

市販の調味梅干しの多くには甘味料や酸味料が使われています。減塩とかかれていると一見健康に良いかのようにみえますが、梅を漬けて梅干しを作るには、いたんだり、かびが生えたりする恐れがあるので、梅の重さに対して20%程度の塩が必要です。塩を減らすと、その分保存のために、砂糖や保存料がくわえられています。是非、本物の、梅、塩、紫蘇だけで作られた梅干しを使いましょう。一日1,2個梅干しを食べると病気知らずとも言われています。ゆいクリニックでは毎年県産梅の出回る時期に手作りしています。梅は、無農薬栽培している、金武町の屋嘉梅園の梅をつかって、つゆの間の晴れまや、梅雨明けの晴れの日に、天日干しして作っています。

屋嘉梅園の梅

ゆいクリニックの手作り調味料

混ぜるだけでドレッシングが作れたり、ちょっとの手間や工夫で簡単に手作り調味料が作れます。ぜひトライしてみてください!

めんつゆ

みりん風

野菜サラダ 玉ねぎドレッシング

寿司酢:酢と昆布の粉を混ぜるだけで、おいしい寿司酢になります。

【ゆいクリニック ドレッシング】で検索するといろいろなレシピが見れます。

 

関連コラムのご紹介

ゆいクリニックHPの院長コラムでも食品添加物の危険性について投稿しています

食品添加物の危険性(食品添加物に気をつけましょう!)

 食品添加物を摂りすぎない工夫!摂ってもすぐに追い出す秘密!!

玄米酵素の2009年8月の記事に「食品添加物を摂りすぎない工夫!摂ってもすぐに追い出す秘密!!」が掲載されています。知らず知らずのうちに口にしているかもしれない食品添加物、どのようなものにつかわれているのかできるだけ取らない工夫が解りやすく紹介されています。

昔は使用が許されていた食品添加物が今は使用禁止になっているなど、何をどう選ぶのかを考えるきっかけに・・・

「食品添加物」は、安全?危険?食品の裏側を考えましょう

最後に・・・

調味料を変えるだけで、いつもの料理が驚くほど変わります。

「ちょっと良いものを少しずつ」——そんな選び方が、食卓をより豊かに、そして健やかにしてくれます。今日のごはんが、明日の体をつくる。だからこそ、調味料にもほんの少しの“こだわり”を持ってみませんか?

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。