いびき対策

いびきとは

いびきは、口や鼻、のどのあたり、特にのどの奥の軟口蓋のあたりの空気が通る際に発生する振動音です。鼻からのどまでの空気の通り道が狭くなると、その狭い部分を空気が通るときに空気抵抗が大きくなって、粘膜が振動して音が発生します。口をあけて寝ると、軟口蓋(のどちんこのあたり)が上にあがって、鼻のうしろ(後鼻腔)を狭めて呼吸の出入りを邪魔してしまいます。そこに痰や唾液が引っかかっていれば、出入りする空気があたるたびに、音を出すのです。鼻の悪い人は、どうしても鼻の通りが悪いから、自然と口から息をするので、いびきをかきやすいということになります。

いびきの対策

この対策として、鼻の通りをよくするために、鼻うがいをして、口を閉じて鼻呼吸をするのが大切です。

鼻うがいについて

ウィルス感染対策に有効な鼻うがい

鼻うがいの実際

口閉じテープ

口閉じテープ(マウステープ)のご紹介

鼻うがいをして鼻の通りをよくしておく。仰向けに寝ると唾液や痰が引っかかりやすく、呼吸の邪魔をしてしまいます。いびきをかく人は、なるべく横向きで寝るのがお勧めです。横向きで安定して寝るために、抱き枕を使うこともお勧めです。また、布団をかぶらない、寝る前のお酒とたばくは避けることもお勧めです。お酒とタバコは、どちらも、舌やのどの筋肉を緩めるため、気道を狭くして、結果的に、いびきをかきやすくなってしまいます。

寝るときに部屋が乾燥しないように、湿度を保つことも大切です。

木枕

横向きに寝るのがお勧めですが、気道が狭くならずに仰向けに寝るために、木枕もお勧めです。

奇跡の枕~硬枕、木枕

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【奇跡の枕〜硬枕、木枕】木枕について知りたい!Q&A

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良い睡眠をとりましょう!

日中、眠気や集中力の欠如、頭痛、気分の落ち込みを感じやすいです。いびきを減らして、昼間のパフォーマンスを上げるためにも、ぐっすり眠れるように良い睡眠をとれるようにしましょう。

良い睡眠をとりましょう!

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睡眠検査をしてみよう!

いびきがひどい場合には、睡眠時無呼吸症候群の可能性あり。

睡眠検査のすすめ

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この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。