腟の若返りオイル(「ちつのトリセツ」より)

ちつのトリセツ

ちつのトリセツ – オイルケア入浴のおすすめ

全身のマッサージ

オイルマッサージのお勧めオイル:スキン用セサミオイル(アーユルヴェーダ推奨)、スイートアーモンドオイル、

全身マッサージではたくさん使うので、あまり高価な物ではない方が使いやすい。

会陰や腟のマッサージ

傷つけないように爪は短めにしましょう。もし長めのネイルをしている場合には指の腹で触れるように意識しましょう。痛みや不快感があったら無理はしないようにしましょう。

大陰唇、小陰唇、会陰部など外性器をマッサージします。膣内マッサージでは、指を第2関節くらいまでいれて、ゆっくりと左右にうごかしてあげましょう。マッサージしながら膣内の状態も感じてみましょう。奥までいれると子宮の入り口部分も触れることが出来ます。マッサージをして、そのまま性的な興奮を感じたら、マスターベーション(セルフプレジャー、自慰などの表現もあります)してもよいです。詳しくは「ちつのトリセツ」でチェックしてみてください。

腟の若返りオイル

腟の乾燥対策には、健康的なライフスタイル、水分補給、ビタミンやミネラルのサプリメント補給なども効果がありますが、さらにオイルを原料とする保湿剤は腟の乾燥にとても効果的です。自然由来のオイルは、膣乾燥症状を和らげ、細胞を活性化させて、香りが心身にエネルギーをあたえてくれます。通常のオイルでも良いのですが、腟に乾燥感を感じている場合には、エッセンシャルオイルやビタミンEをくわえた特別なオイルを使うのもお勧めです。

ちつの若返りオイル(必要に応じて一日数回腟に塗布してください)

原材料
  • スイートアーモンドオイル
  • エッセンシャルオイル:ローズゼラニウム、ラベンダー、ネロリ
  • ビタミンEオイル

このオイルは、仙骨部分(お尻の割れ目間の少し上の部分)にぬっても効果的です。仙骨は背骨の一番下にある逆三角形の骨で、お尻の割れ目の上に位置している骨です。仙骨のあたりには、生理痛や冷え性に効くというツボがあります。お尻と腰の境目のあたり、背骨をはさんで左右のくぼんだ位置にツボがあります。そこから、お尻の割れ目あたりまで、つぼがいくつもあるので、ツボを意識して、しっかりと意識的にオイルと塗り込んでください。お尻と太ももの境目あたり(座骨結節)のあたりに塗るのも良いです。オイルを塗ることは、膣を快適に保ったり、セックスの際の性感を高めるのにも効果的です。

また膣粘液の分泌を促す効果についても報告されています。マッサージも良いですが、寝る前に腟内にオイルをいれてあげても良いです。腟のケアとは違いますが、このオイルを髪の毛にぬりつけても、髪のつやや張りなどにも効果的です。

ご使用の注意点

※ご使用前に腕の内側につけ、肌に問題が起こらないか確認してから使用してください。※ビタミンEが下に沈殿するので、軽く振ってからご使用ください。

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この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。