以前ご紹介した、サプリメントの正体の新版がでました。
以前紹介した記事はこちらです。
こちらの記事でビタミンBサプリメントを代謝型で購入するために海外産のiHerbでの購入を紹介しました。でも、iHerbで売られているサプリメントも様々で、なかなか信頼出来るサプリメントにあたるかは難しいところです。
サプリメントの正体の紹介文より
「まさか……。何が入っているか、僕らは知っているんですよ。
そんなものを飲むわけないじゃないですか」
一瞬驚きましたが、「やはり……」という気持ちもありました。
サプリメント工場の人が飲まない、飲みたくないというサプリメントを、あなたはお金を払って飲みたいですか? (本文より)
飲めば飲むほど、健康から遠ざかる!?
業界を知りつくし、医師たちからも頼りにされる著者が本当に効くモノを徹底検証!
◎99・9%が添加物の葉酸
◎人毛を原料に使うアミノ酸
◎工場の人が誰も飲みたがらないサプリメント
◎配合量が「目標値」のC級品
◎「あのサプリメント・健康食品」は本当に効くのか?
◎うつには鉄、EDには亜鉛!? 不妊、薄毛、ストレスなどお悩みに合わせた最新サプリメント事情
◎サプリメントに頼らず、体の良い状態をキープするために必要なこと
本書を読めば、投資に見合った効果が期待できるサプリメントの見分け方、選び方がわかります!
と紹介文ではありますが、実際にどのサプリメントを購入すれば良いのか、本を読むとますます分からなくなるように思えます。ドクターズサプリという名称でも、宣伝されていたり、一般で購入出来る物はなかなか信頼出来る物は無さそうです。
市販のサプリメントの問題点、工場の管理基準
医薬品レベルに準じた管理基準でサプリメントを製造している工場は2020年時点で5%しかないそうです。また、サプリメントに入っている栄養素も、表記通りのものはほとんどなく、多くが記載の値以下だったそうです。
市販のサプリメントの問題点:のんでも溶けないカプセルや錠剤
またカプセルに入っている物は胃で溶けて吸収しないと、身体で使えませんが、胃の中できちんと溶けるのかどうか、薬にはそれをきちんと調べるテストがあるのですが、サプリメントにはその基準が無く、胃の中で溶けないサプリがたくさん有ったそうです。
市販のサプリメントの問題点:大々的な宣伝
テレビで宣伝しているサプリメントは、1万円のサプリメントなら、6000円がテレビ局への宣伝料金、2000円が企画会社、さらに残った2000円がサプリメントメーカーの取り分となり、そこからサプリメントを作らないといけないのです。しかも欠品してはいけないということで大量に準備して、売れ残ったらメーカーがその費用も支払いしないといけないのです。
ネットワークビジネスのサプリメントを検証
田村社長さんが取り寄せて検証した中では使ってみたいサプリメントはなかった。
サプリメントの添加物
出来るだけ安全なサプリメントを選んでくれるメーカーを選ぶためにも添加物にも注目したい。着色料、甘味料、香料、保存料は少ない方がよい。特に人工甘味料には要注意です。
サプリメントの選び方
- 原材料(含まれている成分の多い順から記載)
- サプリメントに含まれている栄養素、成分の配合量
- 栄養素が天然原料由来なのか、化学合成なのか
- どのような添加物が使用されているか
- 添加物がどのくらい使用されているのか
病気についてもわかりやすく説明
ダイエットサプリは効果があるのか、癌にサプリメントは効果があるのか。
サプリメントの効かせ方
のむタイミング、のむ期間、サプリメントが効かない人もいる、等のアドバイスもあります。ただ、安いサプリメントには手を出さないようにした方がよさそうです。きちんと栄養が配合されているサプリメントは高価だったりしますが、効果がなければ意味が無いと思います。
どのサプリメントを摂ったら良いのか
工場の管理基準まで考えるととても難しいのですが、いくつか信頼できる会社のサプリメントは、医療機関を通してしか購入出来ないというサプリメントがあります。ゆいクリニックではそのようなサプリメントを扱っていますので、相談してください。
栄養療法外来
栄養を補給することで様々な病気を改善するという治療方法があります。もちろん食べ物からしっかり栄養を摂ることが基本ですが、何らかの不調がある場合には、一時的にしても栄養をサプリメントで補給することで、病気を治療できる場合があります。病気を根本から治す考え方です。単に症状をよくするだけでは、根本治療になりません。本当に健康になれるようにするためには、良いサプリメントが助けになることがあります。その場合に、きちんと栄養が配合されているサプリメントを使うと効果が得られるのですが、その人の状態によってもサプリメントの効果がまちまちで、サポリメントが効かない原因についても探っていく事もあります。有害ミネラルの蓄積、腸内環境の悪化、胃液が不十分で消化がうまくできない、ストレスで胃腸機能が低下している、遅延型フードアレルギーの影響、等も関係していたりします。病気を根本から治したいという方は、栄養療法外来にてご相談下さい。