つわりなんてこわくない!

悪阻(つわり)なんてこわくない 恩田 威一 著

つわりの原因

結局、悪阻の原因ははっきりしたことはわかっていません。でも、電解質やミネラルバランスの悪いということが悪阻の症状悪化に関係している可能性があります。恩田先生がおこなったアンケートによると、カリウムを含む食品によってつわりが軽減したという報告があるそうです。https://www.pixy.cx/~kamosika/lucky.html

つわり中にはまった食べ物トップ20

トマト、フライドポテト、スイカ、リンゴ、グレープフルーツ、ビタミンC飲料、サンドイッチ、コーラ、パン、アイス、梨、梅干し、とうもろこし、ミカン(柑橘類)、お寿司・いなり寿司、トマトジュース、フルーツジュース、ジュース・イオン飲料、ヨーグルト、おにぎり、トマトは、冷たく冷やして、塩をちょっと付けて食べるのにハマッタ、というコメントがありました。他の物は吐くのに、トマトだけは食べられましたというコメントがありました。

ミネラル不足

カリウムや塩分が不足していて、食べたくなるのか、フライドポテトは濃い塩味がおいしいと感じたとのことです。ただし、市販のフライドポテトは、化学調味料など含まれているのと、油が酸化しているので、あまりお勧めではありません。

妊娠初期の急激な血液の変化

妊娠6週から12週にかけて、カリウム不足だけで無く、ナトリウム、血糖値、尿素窒素、アルブミンなどの低下が起こり、血清浸透圧の急激な低下が起こる。急激な血清浸透圧の低下は、脳細胞の浮腫を引き起こす可能性があり、それによってつわりの症状が起こります。水だけをとると浸透圧がさらに低下してつわり症状がひどくなる可能性があるので塩分を含んだ水や食べ物をとることがお勧めです。

妊娠初期の血液のめぐり

妊娠初期に子宮にいく血液量が増えるためにナトリウムがたくさん必要になります。そのため、たりないナトリウムを補うためにも妊娠中は濃いめの塩味の食品が欲しくなったりします。

マグネシウム

妊娠初期には、細胞内マグネシウムが増加し、特に胎児、胎盤、子宮の筋肉、筋肉の細胞においてもマグネシウムが増加します。そして血液中のマグネシウムとカリウムが低下します。マグネシウムの不足があると、相対的にカルシウムが増えてしまい、バランスがくずれてしまいます。また、低マグネシウム血症の症状には、食欲不振、悪心、嘔吐などの症状があり、低マグネシウム血症は妊娠悪阻の症状と関係することになります。

激しい運動でマグネシウム不足がひどくなり、軽い運動だとよくなったというケースがあったそうです。軽い運動でつわりが軽快する可能性があります。また、ストレスでマグネシウムの不足がひどくなる可能性があります。

とっても大切なマグネシウム

マグネシウムは、つわりの症状に関わるだけでは無く、インスリン抵抗性を軽減する可能性があります。インスリンは血糖を細胞内に取り込んで、血糖を下げる作用をする大切なホルモンです。マグネシウムがしっかり働くとインスリンの働きをよくしてくれるのです。またマグネシウムは身体の中のエネルギーを作る解糖系、TCA回路にとても大切な働きをします。また、肝臓がしっかり働くためにも、マグネシウムはとても大切です。マグネシウム不足で肝臓の酵素が上昇したという報告があるそうです。また肝硬変の発症にもマグネシウム不足で悪化がみられるそうです。マグネシウムをしっかりとることで、肝硬変の発症を20%に抑えることが出来たという報告があるそうです。肝細胞の再生にもマグネシウムは大切です。

マグネシウムを摂取するのにお勧めのにがり

にがりとは、海水を煮詰めて塩を採った後に残る透明の液体で、昔から豆腐を固める凝固剤として使われてきました。 その液体の主成分はマグネシウムで、食材のもつ旨味や甘味を引き立てる働きがあります。

マグネシウム不足の方にお勧めの商品

マグネシウム豊富な食材

アーモンド、いりごま、カシューナッツ、納豆、豆腐、きな粉、下記、マイワシ、わかめ、枝豆、ばなな、アボガド、切り干し大根、そば、ひじき、豆類、雑穀(アワ、ヒエ、きびなど)、ゴマ、野菜類(オクラ、ゴボウ、ほうれん草)、魚、アサリ、シイタケ、昆布、牡蠣(かき)、芋、など

マグネシウムを食前にとると血糖コントロールにプラス!

マグネシウムを食事の前にとると、血糖値上昇をおさえて、インスリンの必要量を減らすことが出来ます。逆にマグネシウム不足だとインスリンの効きが悪くなってしまって、糖コントロールがうまくいかなくなる可能性があるので、妊娠糖尿病予防のためにもマグネシウムをしっかりととりましょう。

マグネシウムとカルシウムの関係

マグネシウムの不足がひどくなると、副甲状腺ホルモンが減ってしまい、低カルシウム血症に貼りやすくなります。腎臓からのカリウムイオンの再吸収が減ってしまい、低カリウム血症が起こってしまいます。

マグネシウムは、子宮筋収縮を抑えるのに大切。

妊娠中マグネシウムは、胎児と胎盤が育っていくためにとても大切です。妊娠中は子宮収縮が起きないようになっていますが、妊娠37週からは、子宮筋肉内のマグネシウムが38%減少して、自然に陣痛が起こりやすいように変化します。

アスパラギン酸がマグネシウムの細胞内取り込みをサポート

アスパラギン酸投与で、血清アンモニア値が正常化して、つわりが軽くなったという報告があります。アンモニアは神経に毒になる物質で、脳細胞の浮腫も引き起こしたりします。アンモニアが高いと、タンパク質をとることで、吐いてしまうようになります。アスパラギン酸は、肝臓の細胞で、オキサロ酢酸からグルタミン酸のサポートをうけて生合成されます。アスパラギン酸は、大豆、カツオ、海苔などに含まれます。

マグネシウムやアスパラギン酸の不足は、エネルギーを作る回路の働きを悪くしてしまうので、マグネシウムやアスパラギン酸をしっかりとることはお勧めです。

つわりで空腹時に気持ち悪くなる理由

妊娠初期では、ビタミンB6がひくくなります。ビタミンB6が足りないと、身体の中で糖をつくる仕組みがうまく働かず、血糖値をうまく保てずに血糖が低くなってしまうことが起こります。そして、血糖値が低いときに気持ち悪く感じます。食事の回数を増やして、5,6回たべるようにして、低血糖状態を起こさないことと、急に血糖値をあげる食べ物(精製された砂糖や炭水化物)や1度にたくさん食べて血糖値を上げすぎないようにすることが大切です。このとき、マグネシウムもしっかりとるように心がけましょう。

妊婦さんはナトリウム不足

マグネシウムとカルシウム、カリウムなど大切なミネラルと一緒に、ナトリウムも大切です。十分に食べられなかったり、吐いてしまうとナトリウム不足になってしまいます。そうするとますますつわりの症状がきつくなってしまったりします。なので、塩分をしっかりとる必要があります。吐いていると、脱水にならないように水をとるようにすると思いますが、もし、水だけとっていると、ますます身体の中の塩分が薄まって、ナトリウム不足になってつわりがひどくなる可能性があります。水分にはマグネシウムや塩分をとるために、にがりや海水からできた塩を少し混ぜて上げるとよいかと思います。つわりの時期に電解質をとるためにスポーツドリンクを勧められることがあるかもしれませんが、スポーツドリンクや経口補水液OS-1には人工甘味料や砂糖が含まれています。OS-1の方がスポーツドリンクよりも糖分は少なめですが、人工甘味料が入っているので、お勧めしません。

スポーツドリンクやめて

スポーツドリンクの問題点
  • 高糖分: 多くのスポーツドリンクには砂糖が多く含まれており、過剰摂取は肥満や糖尿病のリスクを増加させる。
  • カロリー: 高カロリーのため、運動量が少ないとカロリー過多になりやすい。
  • 電解質の過剰摂取: 過度な摂取は腎臓に負担をかける可能性がある。
  • 人工添加物: 合成甘味料や着色料が含まれることがあり、健康への影響が懸念される。
  • ペットボトル:プラスチックの悪影響を受ける可能性がある。

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ナトリウムはビタミンB1が関わっている。

ナトリウム不足だと、ビタミンB1が細胞にきちんと取り込まれずに不足しがちになります。ビタミンB1は、酸素の消費を節約出来るとても大切な栄養です。ビタミンB1が不足がひどくなると、ウェルニッケ脳症という病気になってしまう可能性があります。妊婦さんであまりにも食事がとれない場合には、点滴でビタミンB1を投与して、ウェルニッケ脳症を予防する必要があります。ウェルニッケ脳症は、眼球が震えたり、平衡感覚がおかしくなったり、無気力になったりします。脳の後遺症も起こったりしますので、予防が大切です。

つわり時期に大切なカリウム

カリウムが少なくなると、腸の動きが邪魔されて、血液濃度が薄まってしまい、つわりがひどくなったりするので、しっかりカリウムをとるようにしましょう。カリウムを含む食品をしっかりとると、つわりが軽くなることも多いです。

カリウム豊富なお勧め食材

生野菜、ほうれん草、ブロッコリー、カリフラワー、トマト、バナナ、アボガド、メロン、スイカ、ジャガイモ、トウモロコシ、かぼちゃ、長いも、切り干し大根、リンゴ、ミカン、イチゴ、海藻類(ひじき、昆布、アオサ、わかめ)、鮭、ブリなどの魚、

つわり時期の食べ方

つわりの時期には身体の中で糖を作るのが上手に出来ず、低血糖が起こりやすくなります。低血糖を防ぐために食事の回数を増やして、空腹時の時間を減らして、一回に食べる量を減らして、食後の血糖値を上げすぎないようにする方が、吐き気や気分不良は良くなります。つわりで食べられなかったり、吐いたりして、ナトリウムが不足するとインスリンが減ってしまい、ますますつわりがひどくなるので、少しずつ、5,6回に分けて食事を摂るようにしましょう。

つわりの症状への対策

1.口の中の違和感

口の中がすっぱく感じて、のどに何かが引っかかっているように感じる場合、デンプンの消化が悪くて、デンプンが口の中に糊のように貼り付いている場合があります。塩昆布や塩分を含む食べ物を口の中に入れると、数分でのどがラクになる場合があります。

口の中に歯ブラシを入れただけで、吐きそうになって、歯磨きが出来無くなる場合には、無事にブラッシングはせずに、エピオス水でうがいしましょう。食事がとれなくても口の中の雑菌は増えるので一日2回エピオス水でのうがいをお勧めします。

お口の健康とウィルス感染対策に【エピオス水】がおすすめ!

のどの奥に違和感が続いてしまう場合には、半夏厚朴湯という漢方が効果がある場合があります。病院で処方について相談してみてください。

2.妊娠中の不眠

妊娠初期のつわりの時期に眠いのに眠れなくなることがあります。ベッドに横になっても寝付けないととても辛い気持ちになると思います。寝付けない場合に腸にガスがたまりすぎている場合があります。便が毎日出ていても腸内に便やガスがたまっている人は結構多いです。寝付けないときにはお腹に湯たんぽや温めたタオルをあてて温湿布をすると2分ほどで腸が動き始めて、スッキリ寝られる場合があります。温めた後はずっと温めすぎると睡眠の邪魔をするので、湯たんぽや温湿布は外して眠りましょう。

ガスがたまっている場合には大建中湯という漢方が効果がある場合があります。

3.妊娠中の頭痛

妊娠中に使える痛み止めは、アセトアミノフェンというお薬が胎児にあまり影響が無いといわれています。ただし、痛みの原因に対処せずに痛み止めだけ使い続けるのはお勧めしません。妊娠初期の頭痛は身体の水バランスの悪さからきていることが多く、五苓散というお薬が効果があることがあります。また、身体の炎症による頭痛であれば上咽頭擦過治療(EAT)が効果がある場合があります。

慢性上咽頭炎と口とじテープの紹介

筋緊張性頭痛で、筋肉疲労で頭痛が起こっている場合には、首の後ろの筋肉マッサージが有効だったりします。

片頭痛の場合には、冷湿布やマグネシウムをしっかり摂取することで軽減したりします。

4.湯船につかるのが不快になる。

妊娠するまでお風呂につかるのが大好きだった人でも、つわりの時期に、湯船につかりたくないと感じることがあります。それは副交感神経活性が高まることと関係します。40℃くらいのお湯につかると副交感神経活性が優位になります。また、50℃近い熱いお湯に入ると交感神経活性が優位になります。つわりの時期には副交感神経活性が高まると不快に感じるようになります。そのため、一時的に湯船につかりたくなくなるかもしれません。足湯だけなら問題なければ身体を温めることは大切なので、足湯などで対処することもお勧めです。

体温を上げると健康になる

身体を温めましょう!

5.つわり時期の肝機能障害

マグネシウムの不足があって、血液が薄まっている状態になって、肝細胞浮腫が起こって、肝障害が起こる可能性があります。つわりがひどいと血清アンモニア値が高値となってしまいます。アンモニアは神経毒ですが、タンパク質を摂ることで増えてしまいます。血液中のアンモニアが上昇すると、嘔吐が起こりやすくなります。アンモニアが毒性の無い状態になるために尿素回路で、尿素に変換されて排泄されるためには、アスパラギン酸が必要ですし、尿素回路の途中でマグネシウムも必要とします。そのため、マグネシウムとアスパラギン酸を補って上げることが大切です。

6.つわりの症状を軽くするために。

  • 真水だけをたくさんのまないようにする(塩水、にがり水などがおすすめ)。
  • 塩分を制限しすぎない。
  • タンパク質、アミノ酸の摂取で嘔吐しやすい場合にはタンパク質を控えて、マグネシウム、乳酸菌(ビオフェルミン配合散、ビオスリー散、レベニンS散など)、ビフィズス菌(ビオフェルミン、ラックビー、レベニンS散など)をとる。グルタミン酸(トマト、大豆、しいたけ、昆布など)もよい。
  • ごはんやパンだけをとらないようにして、塩が含まれている食材を一緒に食べる。梅干しを一緒に摂るのもおすすめ。
  • 暖かい食べ物を避けて、常温や冷たくして食べる。
  • 塩を積極的にとる。
  • 糖質を取り過ぎるとビタミンB1不足になってしまいます。甘い物のとりすぎには注意しましょう。
  • 牛乳を避ける(牛乳を飲んで血液中のカルシウム値が急上昇すると余計に気持ち悪くなります。マグネシウムを積極的にとりましょう。
  • カリウムの多い食材を食べる:生野菜、ほうれん草、ブロッコリー、カリフラワー、トマト、バナナ、アボガド、メロン、スイカ、ジャガイモ、トウモロコシ、かぼちゃ、長いも、切り干し大根、リンゴ、ミカン、イチゴ、海藻類(ひじき、昆布、アオサ、わかめ)、鮭、ブリなどの魚、
  • 一回に食べる食事の量を少なめにして、回数を多くとる。(一日5回食にする)
  • マグネシウムを多く含む食品を摂取する:アーモンド、いりごま、カシューナッツ、納豆、豆腐、きな粉、下記、マイワシ、わかめ、枝豆、ばなな、アボガド、切り干し大根、ほうれん草など、便秘があれば酸化マグネシウムを食前に内服する。にがりを積極的にとる。
  • レモンやお酢を食品と一緒に食べる。それでも食べられなければ、食品添加物のクエン酸を1~2%混ぜて食べる。
  • 匂いが気になるときには、「アンモニア消臭マスク」を使用する。緊急的には、1%クエン酸水をガーゼにスプレーでしみこませてマスクにはさむ。
  • 入浴が難しければ足湯とシャワーで対応する。
  • 腹帯を巻いてお腹を冷やさないようにする。それでも吐き気がよくならなければ上腹部に温湿布をする。
  • 夜間眠れないときには腹帯を巻いたり、バスタオルをお腹にまいたり、温湿布をする。
  • 朝食が食べられて、昼以降食べられなくなるようなときにはβ-アミラーゼを含む、山芋、カブ、大根、ニンジン、キャベツを生で食べる。それでもダメなら、吐き気によいといわれている漢方を試してみる。
  • ビタミンB1をとってウェルニッケ脳症を予防する:豚肉、玄米、ナッツ、大豆、カリフラワー、ほうれん草、枝豆、ブロッコリー、豆苗、ニンニク、芽キャベツ、(野菜の栄養が減ってきてるのと熱するとビタミンは壊れてしまう。食べられないときにはビタミンB1入り点滴も必要)
  • 早朝空腹時の吐き気にはビタミンB6をとってみる。
  • 唾液がたくさんでて気持ち悪いと吐き出してしまいがちですが、唾液には消化を助ける酵素がたくさん含まれています。出来るだけ吐き出さずに飲み込みましょう。吐き出し続けると、酵素不足になってしまいます。
  • 歯磨きで気持ち悪くなるなら、歯ブラシを変える、エピオス水でうがいだけをする。
  • 首こり頭痛が起こる場合には、後頭部の骨のあたりをマッサージしたり、温湿布する。
  • 片頭痛がある場合には側頭部を冷やしたり、マグネシウムの摂取する。上咽頭擦過治療も効果があるかもしれない。
  • 激しい運動を控える。
  • ストレス(難しい事を考えたり、仕事など)を避ける。
  • 生姜をとってみる。
  • 150mlくらいの炭酸水をのんでみる(たくさん飲むと逆効果)
  • それでも嘔吐を繰り返すなら点滴が必要です。
  • ホメオパシーが効果がある場合があります。ゆいクリニックではつわりの様々な症状にホメオパシーが5割以上の人に効果が認められました。

ホメオパシー

恩田威一先生紹介(シマブクロ改変白砂糖を黒糖にしました。)の塩飴と経口補水液

黒糖は白砂糖より健康的か?

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塩飴の作り方

原材料:水あめ120g、黒糖100g、水40ml、海水から出来た塩 2g

用意する物:ホーロー鍋、200度以上の温度計、小さいカップ(ケーキ、クッキー型など)、かき混ぜる棒、クッキングペーパー、鍋つかみ

作り方:

  1. ほうろう鍋に水あめ、砂糖、水を入れる。
  2. 火にかけ148度まで熱する。
  3. 塩を加えてよくかき混ぜる
  4. 火を止めて泡がおさまったら型に少しずつ流し込む
  5. そのまま冷やし固める
  6. 冷えて固まったら完成!

ネットで、無添加塩飴売っています。原材料名 砂糖(国内製造)、水飴、海塩、粗製海水塩化マグネシウム(にがり)

経口補水液の作り方

黒砂糖40g(大さじ4杯半)と海水から出来た塩3g(小さじ半分)、1Lのお湯によく溶かす。かき混ぜてのみやすい温度にする。果汁(レモンやシークワーサー)を搾り入れるとのみやすくなる。

※OS-1やスポーツドリンクは人工甘味料が含まれているので、手作りがお勧め

出来れば妊娠前からの対策

つわり対策をお伝えしましたが、とても大切な事は、妊娠前からミネラル不足にならないように栄養をしっかり摂って、身体を整えることです。もし今すでにつわりで苦しんでいたら、次回の妊娠に向けて、妊娠中、産後の栄養と体調をしっかり整えて次回の妊娠に望むようにしましょう。

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この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。