東浩太郎先生講義
先日、東浩太郎先生(東京大学老年病科講師)の講義を聴く機会があり、その中で、西高東低骨折率、その理由は納豆にあった!というお話しを伺ったので、ご紹介します。(メインのお話しはビタミンKについての講義でした。)
大腿骨近位部骨折の発生率と栄養
日本を12のの地域ブロックにわけて、大腿骨近位部骨折発生率と骨を丈夫にするといわれている栄養についての関連を調べた報告があります。
(Association of hip fracture incidence and intake of calcium, magnesium, vitamin D, and vitamin K、European Journal of Epidemiology23:2008)
この報告によると、マグネシウム、ビタミンD、ビタミンK、女性でカルシウムとの間で、骨折率との関係が認められて、最も強い関係はビタミンKでみとめられたということでした。骨粗しょう症予防のために、ビタミンKをしっかりとることがたいせつで、食事摂取基準値を見直す方が良いのではと言うことが勧められていました。
大豆食品との関連では、納豆、しょうゆ、味噌、豆腐、揚げ豆腐、他の大豆食品で食品購入金額を調べて、納豆のみに差がみられた。
納豆の購入金額と骨折に関して関係があるという報告。ビタミンKに骨折抑制効果があると分かった。
お勧めの食材:納豆
注:市販の納豆の付属のタレには化学調味料が使われているので、付属のタレは使わないようにしましょう!