コーヒーエネマについての質問

コーヒーエネマについていくつか質問があったのでお答えします。

コーヒーエネマ~腸内洗浄とは

コーヒーエネマは80年ほど前に、マックスゲルソンという医師によってはじめられた「ゲルソン療法」の一つです。ゲルソン博士は長年偏頭痛に悩んでおり、西洋医学で治療しても治らなかった自分の偏頭痛を、新鮮な野菜と果物のジュースとコーヒーエネマでなおして、その後ゲルソン療法が出来ました。
ゲルソン療法は独自の食事療法とコーヒーエネマを柱とした治療法で、腸の働きを正常に戻して、肝臓の働きを回復させ、身体の解毒を徹底して行うことに重点を置いています。

https://www.yuiclinic.com/information/6381/

質問①:初心者です。コーヒー溶液入れるまでに8分くらいかかるのですが、この場合も入れ切ってから12分待つ方が良いのでしょうか?またしっかりした便はでずコーヒー液と下痢のような便(カス?)でるのですがこれは宿便ですか??

答え:コーヒー液を入れるのに8分かかるとの事ですが、コーヒー液を設置する高さはきちんと説明の通りの高さにしていますでしょうか。コーヒー液をいれたバッグやボトルと身体との間の高低差が少ないと注入に時間がかかりすぎるかもしれません。コーヒー液をおく高さを少し高くしてみてはどうでしょうか。推奨の高さは、地面から50~60cmで、1m以上の高さにならないようにセットしましょう。また管が折れ曲がってしまったり、コーヒーカスがつまったりして、流れなくなることがあります。あまりにも流れが遅い場合には、1度管を抜いて入れ直すことも試してみて下さい。抜くときにはいったんコネクターをとめてください。

コーヒー液の注入は、通常は2分くらいで入れ終わり、注入開始から12~15分で排泄開始となります。15分を過ぎて来るとコーヒー液が腸から吸収が始まってしまうので、腸内の有害物質の排泄、デトックスが出来なくなってしまいます。遅くても、注入から15分では排泄を開始してください。又、注入を2~3分程度では終われるように、コーヒー液設置場所の高さの調整もして見てください。

コーヒーエネマご使用についての注意事項と使用の実際

宿便の排泄

コーヒーエネマでは、たまっている便は固形で出たりしますが、後は液体状に出てきたりもします。宿便は便が腸内に確認出来無い状態から、身体にたまった老廃物が出てきた場合が宿便で、真っ黒な液体状の便だったりしますが、通常のコーヒーエネマでは宿便は出てこないと思います。宿便を出すためには断食がお勧めで、梅湯流しで宿便がでる場合があります。

梅湯流し

梅湯流し(腸洗浄)について

質問②:コーヒーエネマに興味がありますが、腸の中の菌が全部出てしまうのでしょうか?良い菌がなくなってしまわないか気になります。

答え:コーヒーエネマはデトックス方法の1つではありますが、コーヒーエネマを行うことには、賛否両論有ります。中には、頻回に行うことには否定的な意見もあります。癌の治療として行うゲルソン療法では大量の生人参ジュースを飲みます。コーヒーエネマを行う場合には、身体の酵素を奪われるので、大量の生ジュースをとるようにして酵素を補わないといけないのです。月一回程度のデトックス、また一時的に、腸内環境改善のために短期間で行うなら、頻回に行うのはお勧めです。

コーヒーエネマについて

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コーヒーエネマのコーヒーや道具ははどこで買えるの?

コーヒーエネマ用のコーヒーやエネマの道具は、ゆいクリニックでお試しセットの購入が可能です。使用方法なども説明しますので、コーヒーエネマご希望の方は、クリニックまでお問い合わせ下さい。 電話:098-989-3801

お問い合わせ

ハウ社のコーヒーエネマ

コーヒーエネマ用コーヒー(株式会社ハウ)の説明とコーヒーエネマ使用の実際と注意事項

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。