コンビニの食べ物について~ 食品添加物に関心を持とう!

コンビニエンスストアの食べ物はとても便利ですが、できるだけ食べるのをやめることをおすすめしています。

チェーン店やコンビニエンスストアのお弁当は工場で作られた後に遠くまで配達され、賞味期限も長くするためにたくさんの保存料を含んだ食品添加物が含まれています。食中毒を起こしたらその企業の責任ですが、10年コンビニ食品を食べ続けて、10年後に癌になっても企業は責任を問われません。ゆいクリニックに更年期症状で受診された一人暮らしの方にお食事内容について伺ったところ、

「10年コンビニ食品ばかり食べていたけど、半年前に乳がんにかかってからは、コンビニ食品をやめて自炊するようになりました。」とのことでした。また最近も体調不良を訴える更年期の方にお食事を伺ったところ、仕事で疲れてとても食事をつくる元気がないのでファーストフード店でハンバーガーを買って食べることがあるとのことで、食事を作る元気なければ、ただスーパーでミカンやリンゴやお野菜を買ってそのまま生で食べると健康的だよとお伝えしました。先日その方がファーストフードハンバーガーをやめたら子どもの鼻炎症状が良くなったと言っていました。

もうひとつ注意点があります。電子レンジで温めると食品の栄養をこわすだけではなく、電子レンジで加熱した食べ物を食べると、活性酸素が体内に多く発生します。又、使い捨てお弁当箱の素材の多くはポリプロピレンなどが使われていますが、その素材は内分泌攪乱物質としてホルモンへの悪影響が心配されます。ついでにペットボトルも是非避けた方がよい容器です。でも忙しくてコンビニを利用したくなるしペットボトル飲料も買って飲むこともあるかと思います。でもそれで頭痛が頻回に起こったり、10年後に癌になるかもしれません。そう考えるとほんの少しの手間をかけてなるべく安全で健康によいものを摂るようにするのが大切ではないでしょうか。

内山葉子先生著「毒だらけ」こちらはとてもおすすめです。からだに悪いものは何か、またどうやって避けられるかなどの知識を増やすことができます。

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。