花粉症対策、花粉症にはホメオパシーがいい!

花粉症にはホメオパシーがいい: 治療現場からの報告-アトピー性皮膚炎からがんまで、エネルギー医学の大きな力

ホリスティック医学で有名な帯津良一先生のホメオパシーとの出会いや日本で医学としてホメオパシーを導入された板村先生と帯津良一先生の軌跡が対談で語られています。

目次

第1章 ホメオパシーが医療の可能性を広げる(ホメオパシーとの出会い;宝石代よりも高価なホメオパシーセミナー ほか)
第2章 花粉症にはホメオパシーがいい(治療現場からの報告)(ホメオパシーで花粉症を治療する;花粉症治療の症例 ほか)
第3章 がん治療とホメオパシー(治療現場からの報告)(ホメオパシーの導入;おや、これはすごい力だ ほか)
第4章 ホメオパシーの最前線(ホメオパシーの治療プロセス;患者さんの訴えを徹底して聞く ほか)
第5章 エネルギー医学の幕開け(自己と非自己;生き方を一昔前に戻す ほか)

朴澤孝治先生が実績を出しているアイソパシー治療

昨年(2023年)に、10年ぶりにホメオパシー基礎講座を再受講しました。その中で朴澤孝治先生が講義をされていて、スギ花粉の花粉症に対して、とても効果的だというお話しをあらためて伺いました。以前もその話しは伺っていたのですが、私は沖縄に住んでいて、スギ花粉の花粉症で困っている人をあまり診ないので、最初はピンと来なかったのです。今回あらためて講義を聴いて、その後に、花粉症の季節に内地に行くと症状が辛い、ハウスダストなどのアレルギーで困っているという患者さんをみる機会があり、当院でも、朴澤孝治先生がとても効果があると報告されているアイソパシー治療を開始しました。

花粉症は治る病気です-毒を以て毒を制す、アイゾパシー療法  朴澤孝治 (著)

朴澤耳鼻咽喉科/統合メディカルケアセンターTree of Life 院長朴澤孝治(ほうざわ こうじ)先生がかかれた本です。アソゾパシー療法で第一人者の著者が、花粉症を根治するための日常生活の注意点と、アイゾパシーによる体質改善の具体的な方法をこの本で紹介されています。

花粉症の治療

一般的には対症療法がメインで、抗ヒスタミン薬やステロイドのお薬、鼻づまり治療にロイコトリエン受容体拮抗薬などがあります。これらは基本的には対症療法で、根本的に症状が起こる状態を改善するのは期待できません。それに対して、免疫療法は、身体のアレルギー反応を弱める治療で、日本ではスギ花粉とダニが保険適応となっています。舌下免疫療法は、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少しずつ体内に吸収させることで、アレルギー反応を弱めていく治療法です。治療期間が3~5年と、根気のいる治療になり、効果は2割が完治、6割が改善、2割が効果無しという結果が報告されています。また少なくとも3年間は治療を続ける必要があります。他にも手術で鼻粘膜を治療するという方法もあります。そして、その一方で、一般的にはあまり知られていませんが、ホメオパシーによって、花粉症がとても良くなるケースがたくさんあります。舌下免疫療法にくらべて安価で、短期間で劇的に改善するケースもあります。

ホメオパシーとは

ホメオパシーは、約200年前に、ドイツ人の医師サミュエル・ハーネマンが体系化した医療で、ヨーロッパにおけるホメオパシーは、日本における漢方のような存在です。ホメオパシーは、本来、体に備わっているといわれる自然治癒力に働きかけ、病気の人が全体のバランスを取り戻し、回復していく過程に作用していると考えられています。病気に焦点を当てるのではなく、病気の人、その“人”に焦点を当てるため、自然に、治療はひとりひとりの個性に目を向けることになり、患者中心の医療であるといえます。

ホメオパシー

ホメオパシーのアイソパシー治療とは

アイソパシー治療とは、病気の原因になる物から作られたホメオパシーレメディーをつかった治療です。花粉症やアレルギー治療では、原因となるアレルギー物質を使います。アイソパシー治療によって、体質改善を根本的に行うことも可能です。

ホメオパシーのアイソパシー治療によって花粉症に効果があった!

1年目から抗アレルギー剤の使用量が減り、2年、3年と続けるにあたり、年々使用量は減っていきました。1年目で70%の方が症状改善を実感し、4年目には、アレルギー治療薬を週0~2回しか使わないでも良いくらい、症状が軽くなった方が8割を超えたという結果でした。

アレルギーの治療法:舌下免疫療法

スギ花粉とダニが治療対象です。それぞれアレルゲンからつくられた薬を身体に入れて、アレルギー反応が起こらないようにするという治療方法です。免疫は本来、身体に害をなす、外敵を排除する仕組みです。正しく敵と自分や必要な栄養を区別して、自分に害を及ぼす異物だけを攻撃するはずの免疫ですが、その仕組みがうまくいかずに反応を起こすのがアレルギー反応です。有益な食べ物に免疫の防衛反応が起こらないようにする仕組みが免疫寛容というものですが、舌下免疫療法では、スギ花粉やダニのアレルゲンを長期に身体に入れ続けて免疫寛容を起こさせて、スギ花粉やダニのアレルギー反応が起こらないようにするという治療方法です。

花粉症のホメオパシーのアイソパシー治療と舌下免疫療法の比較

舌下免疫療法では、スギ花粉の成分を濃縮したものを使うのに対して、アイソパシー治療では、希釈した物を使います。どちらもアレルゲンを使うのですが、作用の意味合いは異なります。

治療期間:ホメオパシーアイソパシー治療は1~4年、年間花粉の飛散期間の2ヶ月間のみ、舌下免疫療法3~5年(最低3年間)で、毎日薬を服用。

治療の開始時期:アイソパシー治療では花粉飛散の少し前からで、そのシーズンから効果が期待できます。舌下免疫療法は花粉飛散時期を避けて治療を開始します。

治療効果:両方とも約80%の治療効果がありますが、舌下免疫療法では症状軽快しても、抗アレルギー剤がいらなくなるほど良くなる人は30%程度、アイソパシー治療では80%の人が抗アレルギー剤不要なほどの良くなります。

費用:舌下免疫療法では、初回は保険診療で3割負担の場合4000円から5000円、その後1ヶ月あたり2000円から3000円で費用は年間の受診料併せて約4万円程度となります。2年から5年で7万円から18万円かかります。またアレルギーのお薬の代金もこの治療に併せてかかります。アイソパシー治療では保険適応は無く、自費ですが、1年で初診料併せて約1万円、その後は年間8000円程度です。そして8割の人は抗アレルギー剤が不要になります。

副作用:舌下免疫療法では、唇や口の中の腫れ、かゆみ、のどの違和感、耳のかゆみなどの症状、重大な副作用として、アナフィラキシーショックが引き起こされる可能性もあります。アイソパシー治療では、一時的に治療開始後2週間程度アレルギー症状がひどくなる人が居ますが、抗アレルギー剤の増量で対応する程度ですみます。その後は症状は軽くなったり、劇的に改善する場合もあります。

禁忌:(治療が出来無い人):舌下免疫療法では、喘息や悪性腫瘍にかかっている人、65歳以上、12歳未満、妊娠中、授乳中、ステロイド内服中の人には行えません。アイソパシー治療では赤ちゃんからお年寄りまで誰でも治療が可能です。

アレルギーの原因を知る

アレルギーのを起こす原因物質を「アレルゲン」と言います。花粉症や、アレルギー性鼻炎、喘息を起こす原因の吸入アレルゲンには、花粉、ハウスダスト(ほこり)、ダニ、カビ、ペットなどがあります。花粉症の主な原因のスギ花粉以外にヒノキ花粉の花粉症の方もいます。ヒノキ単独の花粉症の人はおらず、スギ花粉とヒノキ花粉両方にアレルギーを持つ人も居ます。どの程度の 何に対してアレルギーを起こしているかを血液検査で調べることが出来ます。一般的な検査はIgEという抗体を血液で調べる検査です。

アイソパシー治療でのアレルギー治療

スギ花粉、スギ花粉とヒノキ花粉、草の花粉(ヨモギ、ブタクサ、カモガヤ、オオアワガエリ)、犬、猫、ハウスダスト(ダニ)、ハウスダストとダニと犬猫ペット

花粉症だけでない、様々なアレルギー治療

上記のアレルゲンに関して症状のある、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎など様々なアレルギーの病気に対して効果が期待できます。データでは花粉症ではっきり示されていますが、その他のアレルギー疾患に対してもアイソパシー治療は治療効果が期待できる治療方法です。

ゆいクリニックでもアイソパシー治療が受けられます。

アレルギーの薬を内服されている方はぜひアイソパシー治療についてご相談ください。遠方の方で直接来院できない方はオンライン診療も可能です。お気軽にご相談ください。

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。