イラブー料理店「カナ」、助産師スタッフと食事会

先日、助産師チームと院長食事会で、イラブー料理店「カナ」を訪れました。

イラブーとは沖縄方言でウミヘビのこと。医食同源の考えが古くから根付く沖縄では薬のように病気の治療や病後の回復のためなどに食べられてきた琉球宮廷料理の流れを汲む由緒ある食材なのだそうです。イラブーの燻製を使用して作られます。なんとその手のかけ方がすごい。仕込みから完成まで3,4日かかる手間がかかる料理で、煮込むのは10時間以上。あく抜きをしながら鍋から離れずに作られる。とっても大変な作業なのだそうです。スープを一口飲むだけで元気になれる料理です。

その手のかかり方から、1週間に21食だけつくり、金曜日と土曜日の夜だけ営業する完全予約制のお店です。女将さんの体調によっては、料理の提供が出来ない時もあるとのことです。コース料理では、丁寧に作られた豆腐ようやもずくやおから、ジーマミー豆腐など沖縄料理も食べられます。イラブーはテビチと一緒に汁だけ、汁と肉も一緒に両方頂くのですが、コースでは最初に汁だけ飲んで、後で肉と汁も一緒に頂きました。

スタッフも私(院長)も初めての経験でみんな感動していただきました。何より、90代の女将さんが、挨拶に来てくれて、現役でお料理を娘さんと一緒に作られているそうで、そのパワーにあやかりたくて、みんなで一緒に記念撮影もさせてもらいました。

蛇だとおもって食べると、かなり抵抗感があるかもしれませんが、実際に食べる部分は、頭をそのまま食べたりはしないので、苦手な人は汁だけ頂くだけでもパワーが出てくると思います。実際に食べたスタッフでとっても汗をかいた!と言っている人も居ました。

一生に1度は食べてみることをお勧めします。また元気になりたいときに、滋養強壮効果は抜群だと思います。

イラブー料理 カナ

所在地 沖縄県中頭郡北中城村屋宜原515-5
電話番号 098-930-3792
営業時間 18:00~22:00 金曜と土曜のみ(完全予約制)

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。