とろーり、半熟卵に要注意!

ワースト添加物 これだけは避けたい人気食品の見分け方 :著者 中戸川貢

加工食品ジャーナリスト、ナチュラル&ミネラル食品アドバイザー協会代表理事

卵によく似たあやしい食べ物

卵の黄身のようにみえる卵黄加工品という物があります。これはコンビニの電子レンジで加熱しても爆発しないように加工された物です。

「とろーり」や「半熟風たまご」は、卵加工品

コンビニのお弁当やお総菜やファーストフードで、半熟風たまご、とろーりという表現があればそれは卵黄加工品と考えて良いと思います。月見バーガーは、マクドナルドだけが本物の卵を使っていて、ロッテリア、ケンタッキー、モスバーガーなどは、卵加工品を使っていたということです。

参考までに、月見フォカッチャの写真です。バーベキューソースと半熟風たまごを合わせ、ふんわりとした食感のフォカッチャでサンド!半熟風たまごが、卵加工品になります。

こちらは月見バーガーですが、卵がとろーりしている感じだとニセ卵です。

ちなみにマクドナルドのハンバーガーのビーフパティの材料には100%ビーフを使用で、卵も本物の卵なのだそうです。

ハーフたまご(半熟風)業務用商品

原材料名:液卵(国内製造)、植物油脂、還元水あめ、油脂加工品、乾燥卵白、デキストリン、食塩、ゼラチン、しょうゆ、こんぶだし/加工でん粉、トレハロース、増粘剤(アルギン酸ナトリウム、増粘多糖類)、ピロリン酸ナトリウム、調味料(アミノ酸)、pH調整剤、カロチノイド色素、(一部に卵・乳成分・大豆・ゼラチンを含む)

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何を食べるか

原材料表示をみて選ぶ。原材料表示のないハンバーガーやファーストフード店、ファミリーレストランの方が心配。原材料表示のあるコンビニ弁当の方がまだ安心。宣伝文句にも要注意で、「四万十川産川のりだれ付納豆」は輸入大豆の納豆で、単にタレの川のりが四万十川産なだけ、「米どころ魚沼さんの・・・」とかかれたパックごはんは、よく説明を読むと魚沼の水で炊いただけのごはん、清涼飲料水「い・ろ・は・す もも」は山梨県産白桃とラベルに書かれているのですが、よく見ると、エキス入りと有りながらも、その下には無果汁と書かれています。ちなみに原材料は成分:ナチュラルミネラルウォーター、糖類(砂糖(国内製造)、果糖)、塩化Na、モモエキス/ 酸味料、香料、塩化K、乳酸Ca、酸化防止剤(ビタミンC) 原材料に果汁や果肉をまったく使用していない無果汁の飲料は、「果実飲料」ではなく「清涼飲料水」で、商品名に果実の名称を使うのは不当表示なのだそうです。

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。