運動が健康に良いというのは常識ですが、なかなか実践に結びついていない人が多いと思います。私もそうでした。
座って過ごす時間が長いと、心臓病、脳卒中、高血圧、2型糖尿病、様々な死亡のリスクが高くなるという事が研究報告されています。
身体を動かさないと、血の巡りが悪くなったり、肥満になったり、身体の中の活性酸素を増やしてしまいます(身体がさびていくような物です。)
ウォーキングなどの有酸素運動は生活習慣病予防、改善効果があり、気分を高めて不安や抑うつ気分を軽くして疲れによる痛みも軽くします。
さらに、アメリカのメイヨークリニックは、運動で若返り効果があると発表しました。65歳から80歳の高齢者を対象の研究で、ウォーキングなどの運動で、ミトコンドリア機能が70%向上出来たそうです。
他の研究でも運動で血糖値が下がる、老化や寿命を制御するサーチュイン遺伝子が活性化し、エネルギー産生に不可欠なNADが増加することが明らかになっています。
アルツハイマー病を含む認知症リスクも軽減します。
運動へのハードルを下げて1分でも行う。
HIITは3分間でも効果があり、心拍数を上げるのが効果的です。
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この記事を書いた医師
- ゆいクリニック院長
- 島袋 史
- Fumi Shimabukuro
- 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。