質問:ROの浄水器を使用しているのですがミネラルを加えた方がよいのですか?

質問:ROの浄水器を使用しているのですがミネラルを加えた方がよいのですか?またはゆいクリニックで使用しているビビアンクラブウォーターのほうがよいのでしょうか?

答え:RO浄水器ではミネラルもほとんど除去されるため、水からのミネラル摂取は期待できなくなります。なので、水以外でミネラルをしっかり摂るようにする必要があるかと思います。私は、ミネラルなどは残してくれる浄水器の方をお勧めしますが、強力に不純物含めて除去するので、RO浄水器のメリットもあるようです。

浄水器はゆいクリニックではビビアンクラブウォーターをお勧めしていますが、その理由は契約するとカートリッジを送ってくれて浄水器カートリッジの交換が確実に出来るという事と、比較的安価であるという点です。また量子水も採用して水道管に取り付けています。どの浄水器が良いかは様々ですが、カートリッジをしっかり交換してきちんと浄水出来るという事はとても大切だと思います。

以下RO浄水器についての説明です。

RO浄水器とは

逆浸透膜浄水器は、RO浄水器とも呼ぶことがあるそうです。水中に溶け込んだ不純物と透過水(純水)を分離するシステムです。 RO膜により塩素や雑菌をはじめ発ガン物質のトリハロメタン、MX、アスベスト、放射線物質等の有害物質は0.0001ミクロンの超微細孔を透過できませんので廃棄水として除去されます。

純水と不純物を含む水を半透膜で仕切った場合、純水が反対側へ移動していきます。これは、濃度の低い側から高い側へ移動して、濃度を均一に保とうとする性質によるもので、これを「浸透現象」と言います。

この原理を逆に利用して、不純物を含んだ水の側に浸透圧の差を上回る圧力をかけることで、水分子が半透膜を通過して反対側へ移動するようにしたのが、「逆浸透現象」。この仕組みを利用して浄水処理を行うのが、逆浸透膜浄水器です。

逆浸透膜は、一般的な浄水器で用いられる不織布などに比べ、より微細な孔を持っています。これにより、水分子以外のほとんどすべての物質を除去することができると言われています。

一般的な浄水器が、水道水中の残留塩素などを取り除いてよりおいしい水を生成するものであるのに対し、逆浸透膜浄水器は飲用に適さないような水さえも浄水できるものとして、家庭用浄水器以外に、医療、食品、工業など様々な分野で活用されています。

このような原理から、RO水では、水に含まれるミネラル成分もほとんど除去されます。
硬度の分類で言うと、マグネシウムやカルシウムの含有量の少ない「軟水」ということになります。

そのためミネラルウォーターに比べると、水自体の味や香りといった特徴は少ないです。一部のRO水では、浄水処理を行った後で人工的にミネラルを添加している場合もあります。

  • 逆浸透膜浄水器は、逆浸透現象を利用して、原水に圧力をかけることにより浄水を生成するもの
  • 逆浸透膜は、家庭用の浄水器のほか、海水の淡水化や国際的な給水支援活動においても活用されている
  • 家庭用逆浸透膜浄水器では、クロスフローろ過方式の採用や活性炭との併用によって浄水能力を維持している
  • 逆浸透膜によって生成されるRO水は、不純物やミネラルをほとんど含まない、限りなくH₂Oに近い水
  • RO水は飲み物や料理、赤ちゃんのミルク作りなどに活用されている

ゆいクリニックお勧めのお水の説明

よい水を飲みましょう。

ミネラル不足や水分不足で頭痛が起こる場合もあります。有害金属の蓄積で頭痛が続くこともあります。

頭痛が続いています。頭痛を治すのはどうしたらよいでしょうか?

キレーション点滴療法

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。