子ども達につたえたい、ジュースの危険性

小学生になったら教えておきたい!

お小遣いでコンビニでお菓子やジュースを買う子ども達につたえておきたい。砂糖のとりすぎの問題について。

ジュースに含まれる糖分の量がとっても多い!

【糖分を多く含む清涼飲料水の例】

ペプシコーラ500ml── 59.5g

コカ・コーラ500ml── 56.5g

三ツ矢サイダー 500ml── 55.0g

ファンタグレープ 500ml── 50.0g

ポカリスエット 500ml── 31.0g

ミルクティー500ml-39g

ドリンク例:ヤクルト

ヤクルト400:80ml、原材料=ぶどう糖果糖液糖(国内製造)、砂糖、脱脂粉乳/香料

熱量(エネルギー)62(kcal)、たんぱく質1.0(g)、脂質0.1(g)、炭水化物14.4(g)、食塩相当0~0.1量(g), 糖分として約12g

砂糖(糖質)の許容量:2015年WHOは 摂取カロリー5%未満を推奨

  • 成人で25グラム (成人の摂取カロリー目安2000Kcal、砂糖1g4kcalとして計算した場合)
  • 生後半年以上1歳まで 1日8グラムまで。
  • 1-10歳までは、1日12グラムまで。 
  • 10-18歳は、1日16グラムまで。

砂糖を避けると脳が正しく働く

  • 砂糖、小麦、白米を避けると脳が正しく働く
  • 安定した血糖レベルで安定した心と体が得られます。
  • うつや気分の変調を避けることができます。

急激な血糖の上昇後に低血糖をおこしているかもしれない。

反応性の低血糖で、うつうつとしたり、イライラしたり、キレやすくなったりするかもしれない。

高校で清涼飲料水の自動販売機撤去

清涼飲料水の自動販売機撤去しただけで、学校での暴力事件が減ったり、学校全体の生徒の成績が上がったという報告あり。

塾に行かせるより食べ物にお金をかける

長生きしたければ、原材料表示を確認しなさい! ~わが子を食品添加物から守るハンドブック

賢い親は塾よりも食べ物に投資している!

食品添加物の危険性(食品添加物に気をつけましょう!)

白砂糖の害は以下の様な項目が挙げられます。

  • 体の糖化がすすむ、腸のカビを増やす→腸内細菌が乱れる
  • 酵素の働きを邪魔する、活性酸素をたくさん発生させる
  • ビタミンミネラルを失う、血糖が乱高下する。
  • カルシウムを奪う 血液をアシドーシスに傾き、血液平衡を保つためにカルシウムが動員される。
  • ビタミンを奪う 砂糖を分解するクエン酸サイクルではビタミンB群が必要。多量の砂糖をとるとクエン酸サイクルをまわすためのビタミンB不足となる。
  • 肝臓を悪くする 脂肪肝、
  • 胃を悪くする 砂糖は胃の消化能力を落とす。胃のぜん動を弱める。3~10分間、皮膚感染を起こしやすくなる
  • 動脈硬化 糖は血中で中性脂肪に変わる
  • 砂糖の過食は子どもの成長発育にとくに必要なアミノ酸であるリジンをこわしてしまい、タンパク質栄養価がずっと低下する。

人工甘味料の問題

人工甘味料を避けて!

人工甘味料(合成甘味料)

•アスパルテーム:L-フェニルアラニン化合物と併記。使用頻度高い。ショ糖の約200倍の甘さ。
•ネオテーム:アスパルテームのジペプチドメチルエステル誘導体。ショ糖の約10,000倍の甘さ。
•アドバンテーム:アスパルテームのイソバニリン誘導体。ショ糖の約20,000〜40,000倍の甘さ。1分子の代謝の際に1メタノール分子を発生。
•アセスルファムカリウム(アセスルファムK):使用頻度高い。ショ糖の約200倍の甘さ。
•スクラロース:使用頻度高い。ショ糖の約600倍の甘さ。
•サッカリン(サッカリンナトリウム):歯磨き粉やのどスプレーなどに添加。ショ糖の約200〜700倍の甘さ。耐糖能異常の誘導の懸念あり。

ブドウ糖果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖、高果糖液糖=糖化リスクが砂糖の10倍とも言われている。

カロリーゼロにだまされるな―――本当は怖い人工甘味料の裏側 :大西 睦子著

「カロリーゼロ」「カロリーオフ」「ノンシュガー」とうたわれる食品・飲料は身の回りにあふれています。健康を気遣う人ほど、好んで選ぶ傾向があるでしょう。
しかし近年、アメリカの医学界では、そうした食品・飲料に使用される「人工甘味料」が肥満や糖尿病に悪影響を与えるメカニズムが解明されつつあり、議論を呼んでいます。本書は、米ハーバード大学で加工食品の害悪について研究を進める日本人医師が、いわゆる“カロリーゼロ”甘味料が体にもたらす生態的・心理的メカニズムにかんする最新の知見を紹介し、その大量摂取に警鐘を鳴らします。2013年出版。

 

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この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。