糖化とは
身体の中にある余分な糖がタンパク質とくっついて、全身の組織をだめにしていくこと。急激な血糖値の上昇がおこると、身体は対応しきれず、身体に糖が余ってしまう。余った糖は身体の中のあらゆる組織である、血管、筋肉、身体の中の臓器、肌や髪の毛など様々なタンパク質とくっついて、タンパク質がもろくて壊れやすい状態になっていきます。急激な血糖値の上昇を避けるようにするべき。
AGEs(終末糖化産物)(Advanced Glycation Endproducts)
余った糖と蛋白が結びついた物がAGEsです。このAGEsが身体にたまり、老化や病気に結びついていきます。強い毒性があります。
AGESは老化の原因
皮膚に蓄積されればしみ、しわ、たるみとなり、血管であれば動脈硬化、心筋梗塞、脳血管障害に、脳であればアルツハイマー病などの認知症に、目であれば白内障に、骨であれば骨粗鬆症、その他がんやありとあらゆる深刻な病気を引き起こします。
カラメルやおこげ等茶色いものは「美味しいなぁ」とかんじるのですが、身体によくないものを何故美味しくかんじるのでしょうか?
「一生介護されない体」になる医者の習慣57:山岸昌一著
唐揚げのAGEを劇的に減らす魔法のテク
山岸昌一先生お勧めの超簡単唐揚げレシピ
材料2人分:鶏肉一枚、ネギ、生姜、ニンニクなどの薬味、醤油と酒、お好みの調味料に片栗粉、大さじ一杯の「酢」(レモン汁でも可)
作り方: 薬味と調味料、酢をあわせたタレに、鶏肉を15分ほど漬け込んで下味をつけ、片栗粉をまぶしてあげるだけ。
※鶏肉に含まれるタンパク質は、酢やレモンによって酸性の条件に置かれることで、糖がくっつきにくくなり、糖化反応が起きづらくなり、油で揚げてもAGEが半分ほどしか生成されない。実際に食べてみて、それほどすっぱくなく食べられる。レモンだとすっぱい味は一切無し。
あげた後にレモンをかけるのは?
揚げ物は、あげた後も温かく、余熱でAGEが作られ続けます。余熱でAGEが作られないようにするという点では、かけないよりまし、と言った程度で、AGEを減らすという効果はあまり期待できません。酢やレモンは調理の前につけ込む、これが鉄則。
AGEの例(単位はexAGE)
チキントマト煮120g(鶏肉70g):1720
チキンナゲット100g(約5個):8600
鶏のからあげ100g(大2個):5640
避けたい食品
高AGE食品の中でも特に避けたい食品3つ。(単位はexAGE)
1. ベーコン 30g :4,030(生)、8,860(弱火で焼く)、17,700(強火で焼く)、25,800(油を使って強火で焼く) (※油の分は含まれていません)
2. ウインナー・ソーセージ 80g(約4本):1,860(ゆで)、4,090(弱火で焼く)、8,180(強火で焼く)、11,900(油を使って強火で焼く) (※油の分は含まれていません)
3. マーガリン10g: 1,500、(弱火で焼く)3,300、(強火で焼く)6,600、(トースターで焼く)2,400
揚げ物は健康のためには避けるべき!
ゆいクリニック 揚げない鶏のから揚げレシピ
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