プロテインサプリメントについての質問:アミノ酸スコア100と謳っているプロテインも、やはり吸収されにくいのでしょうか。

プロテインについての質問:アミノ酸スコア100とうたっているプロテインも、やはり吸収されにくいのでしょうか。

答え:アミノ酸スコア100のプロテインはどんな商品があるかなと、ネットで検索したら、大豆プロテイン 大豆100% 1kg 国内製造 アミノ酸スコア100 飲みやすいソイプロテイン【砂糖 甘味なし】という商品がヒットしてきました(ほかにも、ザバスなどのプロテインもヒットしました)。大豆や乳製品は消化吸収が難しいので、大豆や牛乳のホエイ蛋白などでも加工してあっても、吸収はむずかしいのではないかと思います。ネットでヒットしたこのプロテインは人工甘味料が入っていないので、比較的良心的なプロテインだと思いますが、どれだけ効果が出るかは分かりません。またタンパク質不足で補給をしたければ、プロテインではなく、アミノ酸のサプリメントでとることや、タンパク質を食べるときに酵素を補ってあげる酵素サプリメントをとることはおすすめです。大豆は消化に難しいですが、乳製品は乳がんリスクや大腸癌リスクと関連するという報告もあるため、牛乳由来のホエイ蛋白よりは大豆由来のプロテインの方がリスクは少ないかもしれません。

アミノ酸スコア100とは

人間の体をつくるたんぱく質のもととなる20種類のアミノ酸は、「必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」に分かれます。必須アミノ酸は9種類あり、体内でつくることができません。ひとつでも不足すると、ほかの必須アミノ酸の働きも悪くなってしまいます。

アミノ酸スコアとは、食品中に含まれるたんぱく質の栄養価を、必須アミノ酸の組み合わせから評価する指標のひとつです。アミノ酸スコアの数値は0〜100まであり、一般にスコアが100に近ければ近いほど「質のよいたんぱく質」となります。全9種類ある必須アミノ酸の含有量が一定基準をクリアしていれば、アミノ酸スコアは100です。体内で生成出来ない必須アミノ酸を、食品からきちんと摂れているか、判断材料になります。アミノ酸スコア100で、すべての必須アミノ酸をバランスよく含んでいるという事になります。お肉やお魚、貝類や卵、乳製品などはアミノ酸スコア100の食品です。玄米は68、大豆は100と86などいくつかサイトで分かれますが、植物性食品からもタンパク質はある程度はとれると考えて良いと思います。

大豆は消化が難しい。遺伝子組み換えに要注意

大豆が健康に良いとされていますが、遺伝子組み換えでないかどうかも要注意です。加工品には遺伝子組み換えかどうかの表示義務はないです。また少し遺伝子組み換え食品が混ざっていても、少量であれば遺伝子組み換えでないとうたうことが出来ます。

人工甘味料を避けましょう!

人工甘味料を避けて!

特に、プロテインは人工甘味料に要注意です。多くの商品に人工甘味料が使われています。ゆいクリニックで扱っているヘンププロテインは変な添加物は入っていない山田豊文先生監修のプロテインサプリメントです。プロテインはおすすめはしていませんが、もしとるのであればヘンププロテインが良いです。

ヘンププロテイン

ヘンププロテイン

酵素プレミアーゼ

酵素プレミアーゼのご紹介

タンパク質の食べ方:消化吸収を高めるための工夫

タンパク質のとり方③どうやって食べると良いか。

質問: タンパク質が含まれている飲み物でお勧めはありますか?

答え:既製品の飲み物は添加物が多いので、原材料をしっかりとチェックしましょう。特におすすめはありません。

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。