いつも食べている加工品に注意!~遺伝子組み換え食品について

※厚生労働省HPより:遺伝子組み換え食品(GMO=Genetically modified organism)とは

遺伝子組換え(組換え DNA 技術応用)食品とは、他の生物から有用な性質を持つ遺伝子を取り出し、その性質を持たせたい植物などに組み込む技術(遺伝子組換え技術)を利用して作られた食品です。現在、日本で流通している遺伝子組換え食品には、①遺伝子組換え農作物とそれから作られた食品、②遺伝子組換え微生物を利用して作られた食品添加物があります。DNAを切断する人工酵素をつかって、DNAに突然変異を起こさせるゲノム編集技術を用いて、遺伝子突然変異を起こさせるゲノム編集は遺伝子組み換え食品ととらえる場合とそうで無い場合があるそうです。

国内で主に流通・消費されている遺伝子組み換え作物

代表的な例としてトウモロコシ、大豆、じゃがいもが挙げられます。これらは遺伝子組み換えによってより枯れにくく、ウイルスに強いようになっています。

  • ジャガイモ:害虫抵抗性、ウィルス抵抗性
  • 大豆:除草剤耐性、高オレイン酸形質
  • てんさい:除草剤耐性
  • トウモロコシ:害虫抵抗性、除草剤耐性
  • なたね:除草剤耐性
  • わた:害虫抵抗性、除草剤耐性
  • アルファルファ:除草剤耐性

遺伝子組み換え食品には表示義務あるが、油やしょうゆなどの加工品にはない

食品衛生法及び JAS 法(農林物質の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)に基づく表示制度により、平成 13 年(2001 年)4月から表示が義務付けられています。表示義務の対象となるのは、大豆、トウモロコシ、ジャガイモ(ばれいしょ)、ナタネ、ワタ(綿実)、アルファルファ及びてんさいの7種類の農産物と、これらを原材料とした加工食品 32 食品群です。大豆およびとうもろこしについては、5%以下の混入は表示不要。遺伝子組換え農産物が主な原材料(原材料の上位3位以内で、かつ、全重量
の5%以上を占める)でない場合は表示義務は不要。米や小麦とその加工食品については遺伝子組み換え食品でないという表示は出来ない。(商業用の米や小麦の遺伝子組み換え食品は流通していない)

「毒だらけ」内山葉子著

害虫抵抗性、除草剤耐性は作物の蛋白構造を変化させる

作物が虫に食べられないように遺伝子組み換えされた作物や、除草剤で枯れないようにさせた遺伝子組み換え作物が作られています。昆虫やウィルスや最近の遺伝子を組み込むことで、その作物のもつ蛋白構造を変えてしまいます。そのため、遺伝子組み換え食品を身体は食物と認めず、異物とみなして、免疫システムで攻撃します。自分の細胞まで攻撃してしまうなどの混乱を引き起こして、アレルギーや自己免疫性疾患、ガンを引き起こす可能性もあるなどが心配されます。自閉症やADHD、小児癌と遺伝子組み換え食品との関連も可能性が考えられます。

世界中に出回っている遺伝子組み換え食品

大豆、トウモロコシ、キャノーラ、てんさい糖、コーンシロップの原料は遺伝子組み換えが多い。コーンシロップから作られるブドウ糖液糖果糖は遺伝子組み換えだと思った方がよさそう。

農薬グリフォセートの害

遺伝子組み換え食品は農薬グリフォセートという除草剤で枯れないようにされた作物が多く開発されています。

  • 大豆:除草剤耐性、高オレイン酸形質
  • てんさい:除草剤耐性
  • トウモロコシ:害虫抵抗性、除草剤耐性
  • なたね:除草剤耐性
  • わた:害虫抵抗性、除草剤耐性
  • アルファルファ:除草剤耐性

これらの作物は多くのグリフォセートが使われると思って良いです。グリフォセートは、腸内の善玉菌を殺して、病原菌の成長を促します。それにより、ちょうの炎症を引き起こして、腸粘膜が異物を身体の中に入れないようなバリアーが壊れてしまうリーキーガット症候群(腸もれ状態)を引き起こして、様々な体調不良を引き起こす可能性があります。また、グリフォセートは酵素の邪魔をして、腸内細菌の成長を邪魔してしまいます。また、解毒に必要な酵素を邪魔して、身体に大切な、鉄、コバルト、マンガンなどのミネラルを排出してしまいます。その他の酵素の邪魔もして、免疫の異常やアレルギー反応が起こりやすくなってしまう。

「遺伝子組み換え作物ではありません」でも混ざっている?!

大豆およびとうもろこしについては、5%以下の混入は表示不要。遺伝子組換え農産物が主な原材料(原材料の上位3位以内で、かつ、全重量
の5%以上を占める)でない場合は表示義務は不要。

遺伝子組み換えは危険じゃないとYouTubeで言ってましたがどう思いますか?

遺伝組み換え食品が問題ないということは、厚生労働省やそのほか有名人含めて多くの人がそのように言っていると思います。ですが、遺伝子組み換え食品の歴史は浅く、たんぱくを変えてしまうようなものをたべて、人間の体の免疫含めて異常が起こらないと断言できないと思います。また今後数十年かけて、私たちは新しい食品添加物や遺伝子組み換え食品などの未知の食べ物を食べて、壮大な人体実験のもとに生活していると言えると思います。それで、最終的な結論は数十年後に出たとして、結果的に有害だという結論が出たとしても、もう手遅れですよね。ですから、できるだけ避けるべきだと思います。

遺伝子組み換え食品についてYouTubeの質問と感想

質問:国産有機・圧搾法の菜種油でも遺伝子組み換えの事を考えると避けた方が無難ですか。答え:なたねは遺伝子組み換えの表示義務があるので、商品に遺伝子組み換えかどうかが記載されるはずです。

・加工食品について普段あまり意識していなかったため、これからは意識して選択できたらなと思いました。

・今まで、子供たちに飲ませるジュースは、100%ならいいかなと思っていたけど、可能な限りは果物をあげたり、スムージーにして飲ませたいと思いました。

・遺伝子組み換え食品の中で、大豆・なたね・トウモロコシ・甜菜などは特定の除草剤などが使われていて体に害を及ぼし、免疫疾患や不妊など様々な健康被害が出ると報告されています。

・日頃からなんとなく「遺伝子組み換えでない」ものを選んでいました。遺伝子組み換えされているものがトウモロコシ、大豆、ジャガイモが代表的なものということさえ知らなかったです。

子どもや家族の健康を守るためにも、食品裏の表示をきちんとみて判断したいと思います。

加工品は便利ですぐに美味しいものが食べられる事が良かったが便利な分、身体に良くないことも院長のYouTubeで勉強しました。日本の食は安心・安全だと思っていた。

・食品の組み換えによって生産は良くなったがガンや自己免疫障害を起こすことがとても怖い。表示についても少しの量なら記載されないことはビックリでした。

・遺伝子組み換え食品の表示はとても複雑で、全部避けるのは難しいなと思いました。加工食品をとらないようにして、原材料がはっきりしている食材を選んで食事作りをしていますが、最近気にしすぎて、それがストレスにもなっています。外食に誘われても断りがちで楽しめません。講義内容の中から、自分の生活でうまく取り入れやすいようにチョイスできればいいかとも思いますが、私は気になり出すと、すごくこだわってしまいます。

・5%以内なら表示義務かないという事は、知りませんでした。出来るだけ表示を見るようにしていましたが、今まで大丈夫と思って買っていた物も実は、遺伝子組み換え商品だっかかもと思うとショックです。これからは、もっと気を付けて行きます。

・加工品が体に悪い物というのは何となく知ってましたが、身近にあるし、安いし、便利なので普段から使っていました。体に取り入れる物って大事だなと改めて知りました。家族の健康は大事なので、これからは意識しながら食品は選んでいこうと思います。

・遺伝子組み換え食品について、知れば知るほど怖いです。また、日本は欧米に比べて、食品の安全性について、表示の義務がないとか、5%以内の混入は表示しなくていいとか、規制が緩すぎるのも不安です。欧米の消費者は賢いので、遺伝子組み換え食品への不買運動の成果で、遺伝子組み換えの産業が頭打ちになっていると聞いてます。だから、危険な農薬も遺伝子組み換え食品も、日本はターゲットにされているのでは?と思います。世界的に遺伝子組み換え産業が頭打ちになっているからこそ、手を変え、品を変え、今度はゲノム編集食品が日本を狙っているのが恐ろしいです。ゲノムの企業が来年4月には、全国の小学校にゲノム編集トマトの苗を無償で配ろうとしていると聞きます。受けとったら怖いです。ストップをかけたいです。

・大豆製品やじゃが芋、とうもろこしなどは食品表示を意識的に見るようにしていましたが、てんさいは、よく使用する食品ですがあまり意識していなかったです。また食品表示でよく目にするぶどう糖果糖液糖もコーンシロップだという事を知り、身近なところに遺伝子組み換え食品が潜んでいるのだと思いました。

・加工食品をなるべく避けるようにする。食品表示を気にするのではなく難しいけど原料が見える食品を意識して取り入れるようにしたいと思いました。

・遺伝子組み換えを摂らない事は気を付けていますが、生活するうえで限界も感じています。身体に入ってもデトックス出来る身体作りも常日頃から意識していきたいと思います。

・加工品はあまり食べないようにと最近は心がけていますが、やっぱり食べてしまう傾向もあって、亜鉛不足になり、子どもにも影響あったり、髪の毛の質や体調にもかなり影響されるので、がんぱって摂取を控えようと思いました。

遺伝子組み換え:一年中食べられる物は遺伝子組み換えされている物が多い。一年中食べられるという事は枯れないようにに作られていて自然の物が少なく身体にはとても悪い。先生が言う様に旬のものを食べて健康になると知った。材料が分かる安全な物を摂取しようと思う

遺伝子組み換え:遺伝子組み換え食品は少量だと表示もなくいつも食べている食品に少量ずつ入っており体の中に蓄積されていると思いました。食品を買う時原材料がみえてなるべく加工品を避けていきたいと思いました。

・遺伝子組み換え食品は少量であれば記載されてないということを知りました。できるだけ、組み換えでないと書かれたものを選ばないといけないなと思いました。それでも入っているのはあるということなので、原料の見えるものを選んだり、加工食品自体を控えたいと思いました。

・食べている物で体調や体型が変化する事は、最近特に身をもって感じています。今まで、加工品もたくさん食べてきて恐怖を感じてるので、今からでも体に毒なものは避けていきたいと思います。

・遺伝子組み換え/加工品は便利でよく利用していますが、内容についてよく考えると人の好みに合うように調整されたものばかりなんだろうな、とお話を伺って少し怖くなりました。全部を避けるのは無理でも、勉強して気にかけ少しでも戸口を狭められるようになりたいです。

・遺伝子組み換えについて興味があったので詳しく知ることができ良かったです。表示不要のものもあり、見分ける方法もないので知らないうちに摂取していそうで怖いなと思いました。

・遺伝子組み換え作物が加工された形で混入しているものは、完全に避けたり判別する事がやはり難しいと感じました。結論で仰っていたように、なるべく加工品は避けるような生活を心がけます。

・漠然と遺伝子組み換え、加工食品は良くないと思っていたがどのように影響があるのかが具体的にわかったので良かったと思う。自己免疫疾患、アレルギー、癌などの原因になる可能性があると思えばさらに食品選びにも慎重にしていく必要があると思った。

 

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この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。