がん予防効果のある食品:デザイナーフーズとニンニク油の紹介

デザイナーフーズピラミッドとは

デザイナーフーズは、アメリカの国立がん研究所が発表したデザイナーフーズピラミッド=がん予防の可能性のある約600種類の食品や食品成分をリストアップしたなかから、特に予防効果が高い約40種類を3段階のピラミッド状にまとめたもの。3つのグループに分けられており、上のグループほど効果が高い。上位の1群では香味野菜が多い。トップはニンニク!他にも緑黄色野菜や柑橘類も重要。お米は白米ではなく、玄米が2群に入っている。
アメリカでは、これを広げることで、国民の野菜摂取量が増加し、がん疾患率が下降。効果を上げたといわれている。

この中に含まれている食材を上手に日常の食事に取り入れて、色々とローテートして食べるのがおすすめです。同じ物を、ばっかり食べにならないように。

ニンニク油

トップのニンニクについて、癌予防、治療効果を推奨されている先生がいます。脳神経外科医の篠浦 伸禎(しのうらのぶさだ)先生は、意識を保ったままの脳の手術をされたり、統合医療を取り入れたりと、患者さんが最大限に治療効果が得られるような治療の工夫をされています。篠浦先生は「脳が若返る特効薬 長生きニンニク油 」という本でニンニク油をおすすめしています。ニンニクの有効成分「アホエン」。ただし、アホエンはニンニクをそのまま食べてもとれません。ニンニクにひと手間加えた「ニンニク油」をとることで、ニンニクの有効成分をとることができます。

ニンニク油の作り方

  • ニンニク3かけ、オリーブオイル150ml(エクストラバージンオリーブオイルがおすすめ)、
  • ニンニクをすりおろし、室温で2時間おく。ニンニクがオイル表面からでないようにすりおろしニンニクをオイルに浸ける。室温で5~7日置く。夏場は涼しい場所に置く。その後茶こしでニンニクをこして、冷暗所に保存。1ヶ月以内に使い切る。のこったすりおろしニンニクは料理(餃子やお魚の味付けなど)に使ってOK.

※5日間つけ込んだ時に最も多く、有効成分アホエンが出てくる。

※詳しくは、「脳が若返る特効薬 長生きニンニク油 」を参照してください。

ニンニク油のとりかた

熱を加えない。一日スプーン半分から一杯とる。多めにスプーン2杯とってもOK.ニンニクは油から取り出すこと。

デザイナーフーズ、癌予防おすすめ食材について

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お勧めの食材;納豆

納豆付属のたれやカラシは添加物が多いのでさけて!

セロリの葉は農薬要注意だそうです。

 

篠浦伸禎先生の著書:脳の働きと免疫力: 最強の食・体・脳の使い方

 

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この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。