内山葉子先生の新刊「免疫力をととのえる薬膳酵素ごはん」の紹介

島袋の感想:

単なるレシピだけでなく、身体をととのえる大切さや免疫についてわかりやすく書かれていて、とてもお得な本です。レシピに対してのこだわりも素晴らしいです。なんと1年かけて、旬の食材での料理を写真にとって本に掲載されたとのことでした。器もわざわざ素敵な物を内山葉子先生ご自身で選んだそのこだわりもすごいなあと思いました。どの料理もとてもおいしそうで素敵です。

内山先生は、この本でレシピだけではなく、食に対しての大切なこともつたえてくれています。万人に効果のあるベストな食事療法がないなかでも、旬の食材はほとんどの日本人にあう食事なのだそうです。時季の野菜を食べる事はとても大切です。苦みや酸味を伴う食材をとることにより、唾液、胃液、胆汁を増やして、消化や解毒を助けてくれます。栄養をとるために、まるごとそのままの素材をとることをお勧めされています。

調理方法のアドバイスもわかりやすく教えてくれています。高温で調理すると、消化吸収が難しくなるので、蒸し料理がお勧めとのことで、簡単にできる蒸し方もわかりやすく伝えてくれています。どうしてそれが必要なのか、健康に良いのかが理解できると実践しやすいと思いました。陰陽五行説と免疫についての説明もとてもわかりやすく、身体をととのえるために、旬の食材が大切だということがよく分かります。腸を大切にすることで免疫力が高まります。

これだけのレシピと健康情報が満載で1600円はとてもお得だと思います。単なるレシピ本にとどまらない、内山葉子先生の健康についてのアドバイスも満載で、是非一家に一冊お勧めです。

アマゾンなどで購入できますが、とってもお得な本だと思います。

出版社からの本の紹介。

スーパーで手に入る食材で、おいしく簡単に薬膳ごはん。
身近な食材が組み合わせと調理法によって、あっという間に最強のアンチエイジング食になる! !
医者が、ふだん買い物している食材の東洋医学的な意味をお伝えすることにより、
だれでも健康維持にもっとも重要な免疫力をととのえる食事がつくれます。
免疫力をととのえることが、
1コロナウィルスなどウィルスに負けない身体をつくり、
2肌つやのよいアンチエイジングな身体をつくります。
免疫力をととのえるとはどういうことでしょうか?
実は免疫力はただ高めればよいわけではありません。
免疫力が過剰に高まってしまうと、たとえば慢性関節リュウマチなど自分自身の身体を免疫細胞が攻撃してしまうことで起こる病気になる可能性もあるのです。
また、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーも免疫細胞が過剰に反応してしまうために引き起こされます。
もちろん免疫力が低下すると、様々な感染症にかんせんしやすくなったり、がんにもつながります。
だから、もっともよいバランスにととのえることが重要です。
さらに、老化予防の研究で、いま酵素栄養学が注目されています。
本書では、薬膳に最新酵素栄養学の知識を加えて、食事から酵素をたくさんいただく方法についてもお伝えしています。
また、本書では食材の組み合わせと調理法についてお伝えしています。
みじかな食材にもそれぞれ、身体を温める効果、身体を冷やす効果など様々な働きがあります。
また、調理法によっては老化を一気に促進してしまうAGEと呼ばれる物質をつくり出してしまうことがあります。
AGEができるだけ発生しない調理法でのレシピについても数多く紹介しています。
本書に書いてあるちょっとした知識を知るだけで、かんたんに毎日の食卓が変わります。
料理が好きな方、自炊は面倒くさいけど…という方、どちらにもおすすめの1冊です。

 

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薬膳に学ぶ栄養(「免疫力をととのえる薬膳酵素ごはん」)

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。