質問:子宮腺筋症と内膜症、筋腫、月経困難症あり10年以上婦人科に通っています。現在、補中益気湯+大建中湯+フリウェルLD(低用量ピル)で治療中です。治療によって、症状は安定しています。月経困難症については、痛み止めを飲まなくてもとても快適に過ごせるようになりました。ただ月経前になると風邪をひきやすく扁桃炎になったりします。なぜですか?改善する方法はありますか?
答え:低用量ピル内服で腸内環境が悪化して免疫力が落ちる可能性があります。ピルを内服しているので、ホルモン変化による影響とはいえないですが、ピルを内服することで、腸内環境が悪化してしまい、免疫力が落ちてしまって風邪をひきやすくなっている可能性はあるかと思います。ピルをとっていると、血中の銅が多くなってしまうので、相対的に亜鉛不足となって、免疫力が落ちてしまっている可能性があります。対策として、腸内環境を良くするために食事を気をつけるのはお勧めです。また、亜鉛を積極的にとるために煮干し出汁味噌汁などをとるのもお勧めです。
腸内環境を良くしましょう
亜鉛とは
煮干し出汁味噌汁のすすめ
免疫力アップに体温を上げる
慢性上咽頭炎について
風邪をひきやすい、よく扁桃炎にかかってしまうという場合には慢性上咽頭炎の治療もお勧めです。EAT(上咽頭擦過治療)、鼻うがい、口閉じテープ、ミサトールリノレーションなどで、風邪のひきやすさや扁桃炎が良くなったりします。