質問:毎日シャンプーやボディソープをしていますが、リンが含まれてない石鹸を見分けられるのでしょうか?
答え:まずは原材料を見てみましょう。ボディーソープやシャンプーは基本的に合成の界面活性剤を主成分としています。また香料など化学成分が多く含まれていることが多いです。無添加、天然、オーガニックなどの宣伝文句を信用してはいけません。
様々なリン酸化合物の名称=ピロリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、テトラポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、ウルトラポリンなど。これを全部憶えるのでしょうか。また香料と一言でかかれているその化学物質には何種類含まれているか分かりません。
避けなければいけない化学物質は、リン酸化合物だけではありません。内山葉子著「毒だらけ」では、化粧品やシャンプーリンスに含まれる化学物質に要注意ですと伝えています。パラペンやフタル酸が含まれます。また、毒だらけではアロマキャンドルや芳香剤に含まれる揮発性有機化合物、フタル酸にも要注意と伝えています。
石鹸は、人工的に作られる合成界面活性剤が入っておらず、天然由来の動植物油脂から作られているので、肌への負担が少ないといえます。余分な成分が入っていないシンプルな石鹸は肌に優しく、安心して使うことができます。石けんにも香料が含まれている物があるので、原材料をチェックしましょう。
私のお勧めは石けんも使わない塩シャンプーやふらの布で頭や身体を洗うことです。
これが究極に化学物質を避ける方法です。でも、先日ふらの布で頭を洗うことにトライしたけど、1週間で挫折しましたと患者さんから言われました。過渡期にはデトックスで髪がべとついたりしてしまうものです。でも、化粧品を使わない、化学物質を使わない自然な髪と素肌の美しさで本当の健康を目指したいものです。