不眠症の原因の1つにマグネシウム不足

 

世界最新の医療データが示す最強の食事術―ハーバードの栄養学に学ぶ究極の「健康資産」の作り方:満尾正 【著】

マグネシウム不足で不眠症

マグネシウム不足で不眠症になっている場合があります。栄養不足での不眠症の場合もあるという事で、栄養をしっかりとることを心がけることをお勧めします。

不眠のための生活改善

厚生労働省の不眠症についての情報

  • 就寝・起床時間を一定にすることがおすすめ。
  • 睡眠時間にこだわらない。
  • 日中に眠気があるときは午後3時前までに30分以内の昼寝をとると効果的。
  • 太陽の光を浴びる:太陽光など強い光には体内時計を調整する働きがあります。光を浴びてから14時間目以降に眠気が生じてきます。早朝に光を浴びると夜寝つく時間が早くなり、朝も早く起きられるようになります。すなわち「早寝早起き」ではなく「早起きすることが早寝につながる」のです。
  • 適度の運動をする:激しすぎない適度な運動はおすすめ。
  • 寝る前のリラックスタイム:睡眠前に副交感神経を活発にさせることが良眠のコツです。ぬるめのお風呂にゆっくり入り、好きな音楽や読書などでリラックスする時間をとって心身の緊張をほぐします。
  • 寝酒はやめましょう:お酒は睡眠にとって百害あって一利なし。寝酒をすると寝付きが良くなるように思えますが、効果は短時間しか続きません。飲酒後は深い睡眠が減り、早朝覚醒が増えてきます。
  • 快適な寝室づくり:眠りやすい環境づくりも重要なポイントです。ベッド・布団・枕・照明などは自分に合ったものを選びましょう。睡眠のための適温は20℃前後で、湿度は40%-70%くらいに保つのが良いといわれています。

ブルーライトを避ける
寝るときにはWIFIを切る。
電磁波を避ける。

良い睡眠をとりましょう!

口閉じテープ(マウステープ)のご紹介

睡眠薬や安定剤としてのベンゾジアゼピン系薬

とても効果的だけど、依存性が強い。長く使うと認知症のリスクが増す。まずは生活改善がお勧め。非ベンゾジアゼピン系薬を短期間使うという選択肢はあり。

マグネシウムが多いお勧め食品

緑色の濃い野菜:ケール、ほうれん草、ブロッコリー、ゴーヤー、つるむらさきの葉、長生百薬、

海藻類:ひじき、のり、昆布、わかめ、(腸内環境にもグッド、とりすぎでの甲状腺機能異常に注意)

大豆製品:納豆、みそ、豆腐、

魚介類:青魚、たこ、牡蠣(ビタミンDや亜鉛も多い)

その他:アボガド、バナナ、ナッツ、シード類、玄米などの穀類(ホールフード)※白米のマグネシウムは100g中7mg、玄米は49mg

玄米ご飯のすすめ

入浴剤としてエプソムソルト

エプソムソルト=硫酸マグネシウム

エプソムソルトについて

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。