妊娠中のセックス
妊娠中のセックス:妊娠初期
- セックスの刺激が原因で流産する心配はありません。
- つわりで体調がすぐれない、おなかが張る、痛みを感じるなどの症状があれば無理しないで。
妊娠中のセックスの頻度で早産は増えない
- アメリカの調査で、膣炎など炎症がなければ、セックスの頻度により、流産や早産のリスクを高めることはないという報告あり
妊娠中のセックスの問題点
- 感染症:細菌感染から早産になることあり
- 精液に含まれるプロスタグランジン=子宮収縮や子宮頚管熟化が促される
- ペニスを深く膣内に挿入することにより、子宮口、子宮頸管が押されて、子宮出血や子宮口熟化がおこる可能性がある。
妊娠中のセックスはコンドーム使用を!
- 細菌、プロスタグランジン、サイトメガロウイルスを避けるために、コンドーム使用がお勧め。
- 口腔からも感染するので妊娠中はオーラルセックスもコンドーム使用がお勧めという意見あり。
陣痛誘発にセックスが有効?
- 10ヶ月になり、いつ陣痛もきてよいという時期になった場合に、膣内性交が陣痛誘発に効果があるという意見もありますが、このあたりははっきりした結論は出ていない。
- 精液の中にはごくわずかにプロスタグランジンという陣痛誘発をおこす成分が含まれているようですが、それだけで陣痛を起こすほどの作用があるわけではない。
- サイトメガロウイルス感染は10ヶ月になればあまり心配いりません。
おなかが大きくなってからの体位は?
- 仰臥位での膣内性交は負担かも。
- 楽な姿勢で。女性上位や四つん這い。横向きなど。
妊娠中のオーガズム
- オーガズムや乳頭刺激は、脳下垂体からオキシトシンの分泌を促すことで、子宮収縮を起こす原因になります。
- ただ、この子宮収縮は陣痛につながるものではありません。
- 過度の乳頭刺激は10ヶ月までは控えましょう。
妊娠中には性欲が増す?
- 人それぞれですが、マスターベーションが増える人もいます。
- 性欲が減る場合もあります。
- 性的コミュニケーションは夫婦の大切なものとして大切にしましょう!
- オーガズムで子宮収縮が起こっても早産につながりません。
セックスは夫婦の大切なコミュニケーション
- セックスはコミュニケーション手段でもあるので、お互いに楽しめるようにしましょう。
- 妊娠を目的にするなら膣内性交が必要ですが、妊娠中は膣内にペニスを挿入することにこだわる必要はありません。
- お互いが楽しめるスタイルを相談していきましょう!