月経中(生理中)は、子宮内膜がはがれ落ちている時期にあたります。子宮内部は、いつもよりデリケートな状態、傷つきやすい状態になっています。その最中にセックスをすると、細菌やウィルス感染症などのリスクも上がります。
ですから、いつでも性感染症予防にはコンドームが大切ですが、特に月経中(生理中)の性交時にはコンドームを使用した方が良いです。
女性の中には、生理中の性行為で痛みを感じる人もいて、痛みに対する恐怖感から普段のセックスでも痛みを感じるようになったりすることがあります。自分の気がのらない場合は、無理をしてセックスしないようにしましょう。
また、生理中のセックスは妊娠しないというのは、間違いです。精子は1週間も生きていることもあります。また、月経周期が乱れて、月経と思っていたら排卵期の出血だったということもあり得ます。月経中の膣内性交は絶対ダメではないですが、妊娠を希望しない場合は、生理中でもしっかりコンドームを使用しましょう。(ちなみにコンドームはかなり不確実な避妊方法なので、絶対に妊娠を避けたい人はコンドームだけで無く、他の避妊方法を使用しましょう。
[院長コラム] コンドームの使い方 | ゆいクリニック (沖縄市の産婦人科) (yuiclinic.com)
月経(生理)中は膣内性交は、絶対ダメというわけではないです。でも、無理して月経(生理)中に膣内性交をするのではなく、月経中は、性行為をペニスの膣への挿入にこだわらずに、ペッティングなどのセクシャルコミュニケーションの選択もありかと思います。
月経中(生理中)の性交のリスク
感染症、子宮内膜症、妊娠(生理と思っていたら、排卵期出血だという可能性あり)、血液がつくので男性側への感染リスクが上がる。
子宮内膜症と環境ホルモン(ホルモン攪乱物質)
内分泌攪乱物質と病気
- 副腎機能不全、
- 甲状腺機能障害、
- 不妊
- 前立腺肥大、前立腺癌
- 乳腺症、乳がん、
- 子宮内膜症、子宮筋腫
- 肝臓癌、肥満、動脈硬化、関節炎、骨粗しょう症、アルツハイマー病、身体の炎症を引き起こす。