エプソムソルトについて

エプソムソルトとは

エプソムソルトは硫酸マグネシウムで、ソルトという名前ですが塩ではありません。
エプソムソルトは白っぽいサラサラした粒で、お風呂のお湯に入れて使う入浴剤です。

エプソムソルトの使い方

お湯の量に対して0.1~0.2%の濃度になるようにします。
浴槽のお湯の量はメーカーによって違いますが、だいたい150L~200L。
150Lの場合は150~300gエプソムソルトを入れましょう。300gだとカップ2杯弱くらいなので結構な量を使います。
濃度があまり低いと効果が感じられないこともあるので、ある程度の量をしっかり使うことが大切です。

エプソムソルトの効果

エプソムソルトを入れて入浴することで、温浴効果や美肌効果、デトックス効果などがあると言われています。

身体を温める

エプソムソルトを使わずとも、湯船には10~20分はしっかり浸かるようにして下さい。
沖縄の人はシャワーだけで済ませてしまう人が多いですが、入浴することで体を温めたり、デトックス効果が期待出来ますので、シャワーだけでなく、湯船につかることがおすすめです。

身体を温めましょう!

身体を温めましょう!

エプソムソルト入浴のすすめ

妊婦さんってよくおなかがはりますよね。そこで、ゆいクリニックでは身体の冷えをとって温める効果が有り、安胎薬として有名な当帰芍薬散を処方することがあります。
でもお薬を飲んでいても、実際素足だったり薄着だったりで、クーラーで身体を冷やしてしまっていては元も子もないので、靴下をはいてレッグウォーマーをつけて、実際に身体を冷やさないようにするのがお勧めです。

身体を温める方法として、他には、入浴することをお勧めします。
沖縄ではバスタブがなかったり、普段はシャワーだけで入浴しないという習慣の人が多いですが、入浴して汗をかくことはデトックス効果としてとてもお勧めです。

さらにその入浴の効果を高める入浴剤としてお勧めなのがエプソムソルトです。このエプソムソルトは硫酸マグネシウムというものでお塩ではないのですが、身体を温めたり、デトックス効果がとても高いのでお勧めです。

妊娠中だけでなく、妊娠していない人にも美容効果も高く、とってもお勧めです。
もちろん男性にもデトックスとしてエプソムソルトを使っての入浴はお勧めします。
エプソムソルト 入浴 で検索するとたくさんの記事がヒットしてきますので参考にされると良いかと思います。

デトックスや美容的な効果がとても高いということで今注目されています。この硫酸マグネシウムは妊娠中は切迫早産や妊娠高血圧症候群での子癇発作予防にも使われるお薬でもあります。
しっかりと10分間くらい温まることで入浴後にすごくよく汗をかきます。
汗をしっかりかくことで、デトックスがすすみます。

このときに注意点がお湯は40度くらい(あまり熱すぎるとのぼせてしまいます。)
入浴時間は10~20分間程度です。
短すぎると効果が得られないし、長すぎるとデトックス効果が薄れてしまうかもしれません。

食べるものには気を遣って、身体に悪いものを入れないというのは大切なのですが、完璧に身体に悪いものを入れないということは出来無いですし、身体にたまった老廃物は排出しないといけないですよね。便秘をしないでしっかり排泄をする、汗をかくというデトックスもとても大切です。

妊娠中でおなかが張る人も、特におなかの張らない人にも、妊婦さん以外にも、とってもお勧めの入浴方法です。
ぜひ試してみて下さい。

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。