「生理グッズ」布ナプキン、月経カップ、月経ショーツの紹介。

琉球新報さんの取材がありました

デジタル版では2021/10/11ガールズデーにちなんだ記事で掲載。
新聞のお休みで2021/10/13紙面で掲載。

月経カップ、布ナプキン…どう使えばいい?産婦人科医に聞いた

月経カップと月経ショーツ

  • 思春期から更年期までの長期にわたり、ほとんどの女性は避けては通れない生理(月経)。日々の生理用品や、生理痛など月経困難症の治療も多様化し、対応への選択肢は増えている。産婦人科医は「しんどい状態を我慢しなくていい」と、生理用品の選択や医療機関への相談を呼び掛ける。
  • 沖縄市の産婦人科ゆいクリニックの受け付けにある棚には、白やピンクの小さな釣り鐘のようなものが並ぶ。膣に入れて経血をためるシリコン製の月経カップだ。ネットや雑誌で話題に上るが、県内で実物を目にすることは少ない。このクリニックでは見本として展示し、手に取って大きさや質感を確認できる。窓口の職員は「『使うとどんな感じ?』とよく聞かれる」と言い、関心は高いようだ。
  • 島袋史院長によると、生理時の痛みやかゆみ、日常的なおりものなどに悩む人は多く、中には生理用品に変えることで症状が改善する人もいるという。使い捨てのナプキンやタンポンが肌に合わない人もおり、これらの代わりに布ナプキンや月経カップを提案している。

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  • 今までの常識を変える下着
  • 吸収型サニタリーショーツ
  • 最大でタンポン約2本分(約20ml)を吸収。見た目やはき心地はいつものショーツと変わりません。 絶対モレたくない夜も朝まで安心。ナプキン、タンポン、月経カップなどのバックアップとして最強アイテムです。

月経カップとは

  • ナプキンやタンポンに替わる新しい生理用品。
    快適、安心、ニオイなし、最長12時間使用できます。
    繰り返し使えるため、お財布にもやさしく、地球にもやさしい。

月経カップは、鈴のような形をしていて、タンポンと同じように腟内に挿入し経血をためて使用します。ラテックス(ゴム)や医療用シリコーンなどの素材で作られており、カップは洗い流して繰り返し使えます。

月経カップの素材

  • 月経カップは腟内に装着して使用するため、腟の粘膜に長時間触れるものだけに、月経カップを選ぶときには、どのような素材が使用されているのかは重要な要素のひとつです。
  • 世界の月経カップの最も一般的な素材は、医療用シリコーンとTPE(熱可塑性エラストマー)です。どちらも優れた素材で、外観は一見どちらも同じように見えるのですが、実は全く違う特徴があります。

TPE(熱可塑性エラストマー)

素材そのものがシリコーンと比べて安価。

  • 製造工程が少なく迅速な加工が可能なため、エネルギー消費が抑えられる。
  • 再成形して容易に着色することができる。
  • 使用後に溶かしてリサイクル可能。
  • 軽くてやわらかい。
  • 時間が経つと形状が失われる。
  • 色移りやニオイ移りがしやすい。
  • 耐熱性、耐油性、耐摩擦性が低く、劣化が早い。
  • TPE製の月経カップの寿命は3〜5年といわれる。

医療用シリコーン

  • 素材そのものがTPEより高価。
  • 製造工程の最後にシリコーンを硬化させるためのコストがかかる。
  • 形状を維持できるため変形しにくい。
  • 耐熱性、耐久性が高く、劣化しにくい。
  • 医療用として生体適合性(材料を生体内に使用した際に、材料が生体に優しく副作用など有害な影響を与えない)が立証されている。
  • シリコーン製の月経カップの寿命はTPEより長い。(約10年間)

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この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。