ビーツのすすめ

ビーツとは

ビーツは、地中海沿岸地方原産のアカザ科のサトウダイコンの一種

ヒユ科フダンソウ属の根菜で、てんさい糖の原料となるテンサイ(甜菜)の仲間です。ショ糖を多く含むため、食べるとほんのりと甘みがあります。

ビーツの旬

  • ビーツの旬の時期は1年に2回あります。
    1度目は6月~7月にかけて、そして2度目は11月~12月です。
    ビーツの生育適温は15℃~21℃とされており、
  • ビーツは寒さには強いですが、暑さには弱いです。

ビーツはすごく身体によい食べもの!

  • ビーツはミラクルな力をもっているので、みんなに食べることをおすすめします。
  • レシピはいろいろとありますが、できれば生で食べるのがおすすめです。
  • ビーツジュース レモン汁、リンゴ、ビーツ、水でミキサーにかける。ピクルスにする。などなど生で工夫して摂る方法はあるかとおもいます。
  • ビーツをおろして、お好みドレッシングで食べるのもおいしいです。

ビーツは無機硝酸塩が豊富

  • 無機硝酸塩は唾液中で硝酸塩に変換されます。体はこれを一酸化窒素に変換します。
  • 一酸化窒素は、血流、筋肉機能、神経伝達を助けます。
  • 変換するためには、唾液が必要なため、しっかりとよく噛みましょう!

身体の酸素利用能力アップ!

  • 酸素を利用する能力がアップします。
  • 肺や呼吸の問題を抱えている人にも良いです。
  • アスリートにもよい効果があります。
  • 体温を上昇させ、寒さに弱い高齢者にとって理想的です。

一酸化窒素のレベルがアップ

  • ビーツ摂取後2〜3時間で一酸化窒素のピークレベルに達し、12時間でベースラインに達します。
  • 一酸化窒素の増加は、倦怠感の軽減、迅速な完全回復の促進、スタミナの自然な増加につながります。
  • 筋肉のパフォーマンスを高め、脂肪をより効率的に燃料に変換し、酸素の利用を改善し身体の物理的なパフォーマンスを改善します。

ビーツをとって血圧が下がった!

  • 250mlのビーツジュースを飲んだ、15人の患者の研究で高血圧の測定値を10mm水銀(mmHg)削減でき、一部は正常範囲に入ると、Hypertensionで報告。
  • 3〜6時間後に最も顕著になり、その影響は1日後にもみられた。
  • 科学者たちは、ビーツの硝酸塩が血管を広げて血流を助けると考察。
  • 狭心症の人の多くは、症状を和らげるために硝酸薬を使用しています。

ビーツの栄養

  • ビーツは、ビタミンCと葉酸の優れた供給源です。
  • ベータカロチンの形でビタミンA、ビタミンB1、B2、B3が含まれています。
  • ミネラル:鉄、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、ナトリウムが豊富です。また、少量の亜鉛、銅、マンガン、およびセレンもふくまれます。

ビーツの栄養

  • アミノ酸:生のビーツは主に水と炭水化物ですが、完全なタンパク質を構成するすべての必須アミノ酸も少量含まれています

ビーツの栄養:抗酸化物質

  • 抗酸化物質:カロテノイドとフラボノイドは、体の酸化を防ぐことに効果的です。
  • 酸化してしまうと、悪玉化して、動脈壁の損傷を引き起こし、最終的には心臓発作や脳卒中を引き起こす可能性のあるLDLコレステロールの酸化を減らすのに役立ちます。

ビーツの栄養:抗がん作用

  • 抗癌性の色:ビーツの深紅色は、ベタシアニンとベタレイン(総称してアントシアニジンであるベタレイン)に由来します。
  • ベタレインは、大腸癌から体を守り、老化を遅らせ、自然免疫を高める強力な抗酸化物質の一種です。
  • ベタレインは、抗酸化作用においてビタミンCより4倍効果的であり、体に強力な抗炎症効果があります。
  • ベタレインはまた、アテローム性動脈硬化症と高コレステロール値を防ぎます。

ビーツの栄養:シリカ

  • シリカ:シリカが多く含まれる。
  • 体内のカルシウムを完全に利用し、健康な肌、髪、爪、骨にも必要です。

デトックス効果

  • ビーツは、自然な排泄プロセスを助け、解毒プロセスをサポートする可能性があります。
  • ビーツには、肝臓、脾臓、胆嚢、腎臓のクレンジング特性があります

ビーツは鉄分が豊富

  • ビーツに含まれる鉄は有機的で刺激性がなく、便秘を引き起こしません
  • ビーツはアルカリ元素が豊富であるため、身体の酸化を防ぎます

ビーツの健康効果

  • フケ、ガン、性機能の問題に効果的。
  • 葉酸が豊富で、胎児の二分脊椎予防効果、
  • トリプトファン豊富で抗うつ効果
  • 健康なホルモンシステムと健康な骨に不可欠なホウ素を多く含んでいます。
  • カルシウム吸収に影響を与えるシュウ酸はごく少量です。ほうれん草は鉄分豊富な食べ物で有名ですが、シュウ酸が多いので要注意です。

ビーツの効果

  • ニンニクと一緒にビーツを食べると、ニンニクのにおいを消してくれます!
  • 二日酔を軽減します。

ビーツは全ての人に理想的

  • ビーツは、身体の強度と耐久性を高め、血圧を調節し、必須栄養素の摂取量を増やし、血液をアルカリ化し、身体のこわばり、炎症、筋肉痛を和らげ、呼吸能力を高め、髪、皮膚、爪を改善し、体の能力を改善します

身体の修復を助ける!

  • 身体の修復を助けて、デトックスをサポート、体重を調節し、快適で健康的な体温を維持し、ホルモン系を調節し、若さを保ち、性機能を改善し、免疫系を高め、癌からあなたを守り、心臓機能を改善するのに役立ちます。

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この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。