質問:屈伸した時に骨がなるのは、減っているからですか?

質問:屈伸した時に骨がなるのは、関節のコラーゲンが減っているからですか?

答え:これは私は専門家でないのでわかりません。関節の軟骨の異常がないか気になるようなら整形外科で見てもらってください。ただ、形の異常があってもなくても関節を守るために関節の周りの筋肉を鍛えていくことは大事です。膝の痛みは、筋肉を鍛えて、体重を落とすことで改善されます。軟骨がすり減ってまったくなくなっていても鍛えたら痛みがなくなった症例がたくさんあるそうです。巽一郎先生の「100年足腰」はとてもお勧めです。膝関節であれば、椅子に腰かけて片足をあげ、足指をぎゅーと握り開いておろす。これを左右30回一日3セット朝昼晩がお勧めだそうです。

軟骨が全くない状態でも3か月間体重の減量と運動を頑張ったら手術が不要になった方が多数いるし、しっかり減量と運動をしていると、もし手術を必要とした場合でも、その後の経過がとても良いそうです。膝も腰も骨の異常があるかないかで痛みが決まるわけではなく、体の状態をどうとらえるかで痛みの感じ方は違ってくるそうなので、特別に緊急の対応が必要な危険な状態でなければ、保存療法でほとんどの痛みはなくなるのだそうです。診断をうけて、特に問題なければ、運動をしっかりやることが大切だと思います。

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この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。