「母乳」ってなんだろう? みなさん、母乳と人工乳の違いって本当は何だと思いますか? 「人工乳でもちゃんと育つよ」 「出産後すぐには母乳はでないわ」 「赤ちゃんを預けにくくて大変」 「夜中入院中くらいはゆっくりねていたい」なんて声が聞かれることもあります。そこで、母乳がどうして大切なのかをお伝えしたいと思います。
赤ちゃんにとって (母乳育児の良いところ)
- 栄養:脳の成長に大切な糖質や脂質がたくさん含まれています。
- 免疫:母乳で育てられると、下痢、気管支炎、肺炎、中耳炎、敗血症、細菌性髄膜炎、尿路感染症、壊死性腸炎などの病気にかかりにくくなり、また、乳幼児突然死症候群(SIDS)、インスリン依存性糖尿病、クローン病、潰瘍性大腸炎、アレルギー性疾患、などの病気から子ども達を守っている可能性があることがわかっています。
- 親子の絆:おっぱいホルモンに助けられて赤ちゃんとのきずな作りを助けてくれます。
お母さんにとって (母乳育児の良いところ)
- ダイエット:身体をお産前の状態に戻しやすくしてくれます。子宮が縮んで、体脂肪が減っていきます。おっぱいをあげることは究極のダイエットです。
- おっぱいホルモン:育児がよりいっそう楽しくします。おっぱいをあげているとマタニティーブルーになりにくいです。
- 病気にかかりにくくなる:乳癌や卵巣癌にかかる可能性や閉経後の大腿骨頚部骨折の可能性が少なくなります。
- 避妊がしやすい:完全におっぱいだけで育てて1日8回以上授乳していると、産後6ヶ月から長いときには2年くらい排卵がおこりません。
- 経済的:一年間に約9万円のミルク代が節約できます。
おっぱいが足りない、薬を飲んだ、乳腺炎かも、ミルクの量の相談、おっぱいが痛い、などおっぱいについてのトラブルがあったら、卒乳までゆいクリニックがサポートします。是非お気軽にご相談ください。
院長講義:母乳育児の良いところ
https://www.yuiclinic.com/information/8014/
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ゆいクリニックの母乳育児サポート
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